Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

最前列の日

2009-08-23 19:20:13 | stage
昨日は、お芝居をふたつはしご。
偶然にも、2作品とも最前列席での観劇になりました。

まずは、ル・テアトル銀座にて、斉藤由貴さん主演の『斎藤幸子』を。
実は、先週一度観にいったので、二回目の観劇です。
月島を舞台に繰り広げられる、とっても愛らしいドタバタ人情劇。
ちょっと疲れたときに、ホッとしにいきたい場所―そんな舞台でした。
ポジティブシンキングな天然少女・幸子の波乱万丈の人生が語られていきます。

きたろうさん、千葉雅子さん、中山祐一朗さん、粟根まことさんなど、キャストがすごく魅力的(豪華小劇場キャスト)な上、さすがみなさん芸達者でテンポよく話が進んでいくので、3時間飽きることなく、笑ったり泣いたりしてました。
もちろん、斉藤由貴さんも、当て書きなんじゃないかと思うくらいハマり役。
あと、初めて舞台で拝見した鬼頭真也さん(R-1グランプリ出場で話題になりましたね)も、クセのある可愛らしい方で、出番は少ないものの印象に残りました。

8年くらいの月日を描いた作品なんだけど、舞台転換をせず、幸子の家の居間(&周辺のもんじゃ屋の店先)だけでみせるのもいい。年月とともに変わっていくものと、変わらないもの、それがくっきりと見えてきて、じーんと沁みる。
最初の導入の、ラインダンスショー的演出も好き。

今回は最前列で観ることができたので、役者さんたちの表情がしっかりとわかって面白かった。そして、斉藤由貴さんのミニスカートの中まで見えてしまいそうで、ドキドキ…。




それから下北沢に移動して、駅前劇場でTさん姉妹と待ち合わせし、劇団鹿殺し『赤とうがらし帝国』を観ました。
またしても最前列。鹿を最前列で観なかったのって、最初の一度だけだ。

覆面レスラーと宝塚女優の間に産まれた少女・タエの人生と、彼女を形成する“骨”たちの物語。
今回は、チョビさんの歌が多くて、美声に聞き惚れつつ、周りの“骨”たちの演奏に見惚れました。
歌は、ごりごりのロックだけでなく、ポップな味も加わって、いつもと少し違った印象。
歌いながらのスローモーション卓球シーン、見ていてすごく気持ちよかったし、かっこよかったな~。

目の前でぼったんぼったん舞台の床に落ちていく大量の汗水、飛び散る唾に圧倒されつつ、おなじみの男優さんたちの肉体も堪能。
Tさんに、「かなり丸尾丸さんピンポイントで見てたでしょ」と指摘されたけど、けっこうまんべんなく見てたつもりよ?メガネのオレノさんもかっこいいなー、と思ったし。客演の岸潤一郎さんもいい体されていて、ビックリしました。
あと、ガヤ的に登場する人々の変態コスプレっぷりが、とても危険な感じで魅力的でした。小学生とかプロレスラーとか食いだおれ人形とかグリコのキャラとか、もはや全く似ていないビリケンさんとか。

終演後、楽屋でチョビさんにご挨拶。相変わらず可愛らしい。
楽屋の中には丸尾丸さんもいらしたのだけど、衣装はだけフェロモン満点で直視できませんでした。でも、優しげな笑顔が印象的でした。