地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

地球の膨張・収縮と地殻

2016-09-29 04:43:18 | 日記
 7月29日に地球の膨張と収縮について書きましたが、これが地殻にどのような影響を与えるか、というのが今回のお話です。


 上に書いてあるのは、膨張・収縮が起きる前の状況です。そして、中心部の活動が活発になり、大量の熱を発するようになると、その熱でマントル自体が膨張します。これが地球の膨張で、現在はこの膨張期に入っていると判断しています。
 逆に、中心部の活動が緩やかになり、熱の発生量が少なくなると、マントルは熱を奪われ収縮します。

 そして、膨張期では、マントルの熱によって地殻が浸食され、地殻自体が薄くなる。また、膨張によって、地表が広がった形になるため、地殻と地殻の接点が離れやすい状況になる。したがって、地殻同士の浮力の影響が少なくなり、地殻の重心移動(9月7日記事より)が起きやすくなる。また、これらことから、初期塊・中期塊(8月30日記事より)が後期塊から分離し、独自の動きを取りやすくなる。
 このような状況になります。

 その逆の収縮では、地殻が厚くなる。地殻自体がギュッと中心に寄りはじめ、その結果、地殻と地殻の接点にかかる力が強くなる。地殻が厚くなることにより、初期塊・中期塊を密着させるようになるため、後期塊が発達する。
 このような状況になります。

 すると、膨張期では、火山の噴火、地殻内部の地震が多くなり、浮力が失われるため、地殻の沈降が起きやすくなる。その逆で、収縮期では、地殻と地殻の接点に力がかかり、プレート境界地震が起きやすくなる。地殻が生成されるため、山脈などが形成される、という動きになりますね。

 そして、現在では、内陸部地震が頻発していること。世界各国で火山の噴火が相次いでいることを踏まえると、どうしても「膨張期」である、という結論になります。

 さて、このような「重心移動が起きやすい」状況であるとすると、例えば、ユーラシアプレートでは、その東端の日本とその反対側のヨーロッパでの地殻の動きが活発になる、ということになります。
 このヨーロッパの予想については、後述するつもりでいます。ペルージャの地震なども、実は、アジアの地震と密接な関係がある、ということです。
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2 コメント

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Unknown (管理人)
2016-10-03 05:37:20
 コメント、ありがとうございます。
 ただ、学術的に証明されているものでない内容が多いので、こんなことを考えている人がいるんだな、という感覚でお楽しみください。
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Unknown (Michaela.Wicke.Ange)
2016-10-03 04:32:32
お詳しい方の説明幸いです。地殻変動や地殻構成要素やマントル対流には興味がある私ですので、楽しく読ませて頂いています。
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