地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

フィリピンでM5.6 奄美大島北東沖でM4.5 青森県東方沖でM3.5 その他有感地震が4回

2020-10-05 04:28:50 | 日記
 まず、海外の情報からですが、フィリピンでM5.6の地震がありました。沖縄方面では、フィリピン海プレートとの境界で震源の中程度の地震が増えてきています。
 沖縄方面では、奄美大島近海でM3.2、奄美大島北東沖と表記されているのは、種子島近海と考えた方がいいと思いますが、そこでM4.5の地震が起きています。
 九州では、鹿児島で震源の深い地震が起きている他、宮崎沖から九州の西方沖までの広めの範囲で、細かい地震の中でもやや規模の大きなものが集中的に起きています。今までの流れで行くと、九州の中南部で注意が必要です。

 中国・四国・近畿地方では、やはり和歌山と徳島のエリアに動きが集中しています。
 また、東海地方とも関連するのですが、静岡と若狭湾の沖合で、震源のかなり深い地震が発生しています。その関係で京都から岐阜まで、震源の浅い細かな地震が多めになってきていますので、有感地震が起きてくるかも知れません。

 関東方面では、まず、千葉の南方、フィリピン海プレート内で震源の中程度の地震が発生していますし、茨城・福島の沖合では、かなり激しい動きになってきています。茨城県沖でM3.3、茨城県北部でM2.1の地震が起きていますが、今後も、まだ、揺れが続いてくる可能性が高いと思われます。

 東北では、宮城・岩手の太平洋プレート境界で、楕円を描くように、震源の浅い細かな地震が発生しています。この下に、この形と同様の硬い塊が存在しているのではないかと考えています。青森県東方沖でM3.5の地震が起きていますが、これは北海道の下部との関連地震だと思われます。
 北海道では、アリューシャンとカムチャッカの南方で、M5前後の地震が起きていますから、再び、北海道方面に影響が出てくるものと考えられます。千島列島・根室・釧路では注意をしていていください。

 さて、10月2日に、太平洋プレートの下部が削り取られた話を書きましたが、ここから太平洋プレートが重心移動を起こすことが考えられます。
 重心移動については、以前の図を再掲しますので、確認してみてください。


 そこで、今後の太平洋プレートの動きですが、重心移動により、日本との接触面が沈んでいきます。となると、今まで接触していた部分に隙間が出来たり、接触が緩くなりますので、日本の下部に滑り込みやすくなります。現在、太平洋プレート側で震源の深さ中程度の地震の数が増えていると思いますが、それは、この太平洋プレートの沈み込みが原因ではないかと考えています。
 このままの動きが続いていくと、やがて、今までのように、太平洋プレートの動きが緩やかになるときが来ると思いますが、そのときは、接触面で、固い岩盤などが存在していて、そこで、滑り込みにブレーキがかけられたときになります。すると、そこで動きが生じると、かなり大きめの規模の地震になる可能性があります。それも、接触面が徐々に西方に移動してきていますからm東北大震災のような海上ではなく、内陸になる可能性が高いと思われます。
 今の滑りの数が急に減少したときに危ないと思われますから、注意していてください。
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