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永年、埃を被った重石の山を整頓と日々意気込。
図書目録作成奮闘日記の目論見。

赤信号みんなで渡れば怖くない

2013年06月21日 | 雑文
「赤信号みんなで渡れば怖くない」
なかなか面白いフレーズだと思う。いろんな使い方がされていると思う。

そもそもは、1970年代初頭 差別用語や放送禁止用語を多用しストリップ劇場の幕間に受けを取っていた漫才師がまき散らしていた悪意でした。赤信号を渡らない実直な日本人を揶揄していたわけですな。

普段、赤信号では決して渡らない日本人が、時として煽動されてか意図してか集団で悪いことを為す。こんな意味に今日的には使われているのではないでしょうか。

言葉の用法は別として、本当に日本人は赤信号を渡らないのか。簡単に付和雷同してしまい皆で赤信号を渡らないのか。浅学の徒としてはこちらに興味がある。
先日、KNB前の信号で面白いものをみた。信号の両側に30人ほどいただろうか、市内電車が右折するために全赤になったとほぼ同時に、JR駅から歩いてきた男性(若者ではない)が悠然と一人で渡り始めた。まだまだ電車が来ないことを知っていたのでしょうね。つられて、待っていた人達が横断歩道を渡るかと思いきや、赤信号を渡る男など何処にもいないような顔で知らん顔で信号待ちをしている。男は平然と雑踏をかき分け消えていった。
なるほど、富山の人は、赤信号を渡らない。一人では連れないが、人数が増えれば渡るのか社会的実験をしてみたいものである。東京都内ではどうなのか、興味の種がつきない。
コメント
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