ブックエンド

永年、埃を被った重石の山を整頓と日々意気込。
図書目録作成奮闘日記の目論見。

ひねもすの闘病記24

2011年02月11日 | 日記
2/11(金)晴 入院36日目 体重61kg強 朝食前体重kg 血糖値76

明日2/12退院です。

おせわになりました。37日間の闘病生活を支え頂きありがとうございました。
わがままで、身勝手な患者で、さぞご迷惑をおかけしたことと想います。
これも、1日も早く回復し。まだまだ頑張れる。まだまだ沢山のことを経験できる。という老人の願望のなせる業(ごう)です。おゆるしください。
病棟の皆様のご活躍がより多くの人々に恵まれるように、エールをおくります。

「立山の雪より白い看護服君のやさしさ忘れべかりや」

「夜勤あけ掻き揚げる髪凛々しくて窓見る雪もいろあせにけり」


恋する伊勢物語 118段119段 35章せつない話
女は男の浮気を喜ばない。
「形見こそ今はあだなれこれなくは忘るる時もあらましものを」
形見を残すなんて男のカッコづけ。浅はかな考えとスパッと切り捨てられてしまった。
これ以上の言及は”いろいろと”…

123段 36章無欲の勝利
「野とならば鶉となりてなきをらむ狩にだにやは君は来らざむ」
…相手の気持ちを考えるやさしさ…246P
チャンドラーの「長いお別れ」だったと思うのですが? …2/28プレイバックでした。
「男は強くなければ生きていけない、しかし、優しくなければ生きていく価値がない」
2歳年上の姉から私が高校生の時あづかった本に朱引がありました。
姉が引いたものではなかったように思います。最初の持ち主の書き込みでした。
今でもこの本は、黄色く変色したまま本棚に鎮座しています。

「やさしさ」そうありたいといつも願っています。
ちょっとだけ多く願っているだけのことなのですが。

125段 37章いつかゆく道
定家本最終章 時世の歌。
「ついにゆく道とはかねて聞きしかどきのう今日とは思わざりしを」
…死を前にした人間の率直な気持ち…250P 
己なら、その時に至ってても、もっと悪あがきしていそうな気がする。
呼吸が止まるまで…今日あすとは思わざりや…となってしまう。

万智様。自称弟子のかってな言及にお許しをいただきたく存じます。

コメント
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