トーク・アバウト・アメリカン

トークアバウトボーラ→300C→アメリカン。最近はアメリカからだいぶ外れてきています(笑)

現代ソナタに見る・・

2010-03-11 01:15:00 | カー CAR
昨年末、日本市場からの撤退を発表した韓国の現代自動車ですが、世界の視点で見てみると超元気企業です。
昨年、世界最大の自動車市場となった中国市場での販売台数はトヨタ、ホンダ、日産を抑え、2位に躍進(1位はVW)。
また30年ぶりに最悪の販売台数を記録した世界第二位の米国市場でも、唯一販売増を記録しています。そして、その勢いは今年に入っても止まっていません。
象徴的なのは昨年の9月17日韓国で発売された6代目ソナタ(Hyundai Sonata)。発売後の韓国市場の反応は凄まじく、発売からわずか半月足らずで月販目標(17,000台)を大きく上回る5万台を受注。先月(2010年2月)からは北米でも販売をスタートし、いきなりのリコール(トヨタの影に隠れましたね)があったものの前年同月比58.3%増の7506台を販売しています。


ホンダ・アコードとの類似性が指摘されていた、先代からガラリとイメージを変えてきましたが、今度のイメージはメルセデス・ベンツのCLSやフォルクスワーゲン・パサートCCですかね。昨年、韓国でエクウスを見た辺りから、デザインの潮流が変わっていたのを感じていましたが、現代自動車としてのデザインが結実した感じを受けます。
このソナタの発売にあたっては経費削減の大号令の日本企業を尻目に、北米ではスーパーボールをジャックしたと言われるほどの販促費を投入し広告をバンバン流しました。
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これで180万円~とはかなり戦略的な価格付けです。北米でもかなりの販売台数を記録するでしょう。
余談ですがヒュン・・じゃなくて、ホン・・に聞こえるのは空耳アワーでしょうか(笑)
戻しまして、この勢いに対し、朝鮮日報のコラムから。
現在は日本が「韓国に学ぼう」というほどまでに状況が変化した。DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)、半導体、テレビ、携帯電話、造船などの分野で韓国が日本をリードし、自動車、鉄香A化学などの分野でも両国の格差は縮まった。自動車産業では今やトヨタが現代自動車を分解し、品質とデザイン、便宜性などを精密に分析するほどだ。
そして昨年の韓国の貿易黒字は410億ドルで日本を初めて上回った。韓国経済のこうした成果に対し、韓国国民と企業は自負心を持ってよい。だが、ごう慢になってはならない。真に日本を追い越すためには、今後さらに日本に学ぶところが大きい。


意外に冷静ですね。でも日本にとっても、このようなライバルがいるのは良いことです(笑)


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