トーク・アバウト・アメリカン

トークアバウトボーラ→300C→アメリカン。最近はアメリカからだいぶ外れてきています(笑)

8.4リッターエンジン搭載、クライスラー300C

2011-03-10 11:04:00 | クライスラー300C
300Cオーナーにとっては見慣れたエンジンベイなのに、そこにおさまっているのは見慣れないエンジン・・。

この車、SRT10(V10エンジン)のエンブレム!!
ダッジ・バイパーのエンジン積んじゃってますね(笑)

このエンジン、単体販売されていまして、エンジン単体の価格は$26,500(215万円)

スペックは、8,400cc 608馬力、トルク77.5kg-m。
だそうです。
役人利権制度の車検制度がないアメリカでは、300Cの中古を200万そこらで買ってきて、このエンジン搭載、なんてことが気軽にできそうでうらやましいです。
しかし、なんとシャーシ性能の余裕と、大排気量エンジンの搭載スペースの余裕があること。

ちなみにこのエンジン搭載車の、ダッジ・バイパーの(バイパーSRT10 ACR)はドイツ・ニュルブルクリンクで最速記録を持っていた時(2008年8月18日から2009年8月13日)があります。
現在のドイツ・ニュルブルクリンク最速車は、フェラーリ599XXの6分58秒16ですが、599XXは30台限定生産でスリックタイヤを履いたレース専用車。対する、ダッジ・バイパーは25,000台以上が生産された、量産車。
それを考えればバイパーのSRT10 ACR(American Club Racer)は限定車とはいえ、7分22秒1というタイムは脅威的です。
ちなみに、GMのシボレー・コルベットZR-1が7分26秒4、日産・GT-Rが7分26秒7で、値段を考えれば、コストパフォーマンスが一番高いのはGTRという結論になるのですが(笑)