新型の300Cで、今年のSEMAショーに出そうな車を検索してみたのですが、そんなにガードが緩いはずもなく(笑)
代わりに日本では見慣れない、韓国車の画像が出てきましたので、ちょっとご紹介。
2011 ヒュンダイ・ソナタ(2011 Hyundai Sonata Turbo 2.0T)
カスタムすると、なかなか恰好いい。
ヒュンダイは最近の報道でもご存じのとおり世界中(日本以外での)でシェアを伸ばし続け、今や中国・欧州ではすでにアジア最大のメーカー。
まだ日本車がかろうじて優位の北米でも、最近では・・。
価格が同等ならまだしも、これで日本車より安いとなると・・一般ユーザー(特にニューカマー)はそりゃ飛びつきますよね。
KIA K7のVIP仕様?
「KIA K7」の方が、300Cで検索される方よりも訪問者多いので・・これでまた増えちゃうかな(笑)
キアのデザインは、アウディのデザイナーを獲得してから・・格段に恰好よくなりました。北米でも実用一辺唐ノ思われていた韓国車。
しかし、近いうちにロスあたりではカスタムされた韓国車を頻繁に見るようになるかもしれません。
昨日の続きになりますが・・
既に日本の自動車メーカーにおいても韓国人デザイナーが活躍しています。
日産自動車では、同社テクニカルセンター内にあるデザインセンターに10数人の韓国人デザイナーが働いております。
新型エルグランドのスタディモデルと言われるコンセプトカー「フォーラム」をデザインしたのは、ペク・チョルミン氏。
市販車でも、以前とりあげましたがトヨタのFJクルーザーはキム・ジンウォン氏。
ホンダのニューシビック(欧州仕様)を手がけた、イ・ハンスン氏などが活躍しています。
ホンダのコンセプトカー、スメ[ツ4も彼のデザインですね。
アメリカのGMデザイナーの中では紅一点のカン・ミニョンさんは、コンセプトカーのハマーHXを。
もっとも、海外メーカーでは日本人デザイナーも活躍していて、マセラッティの「クワトロポルテ」や、「グランツォーリズモ」、それにフェラーリの「エンツォ・フェラーリ」や、「612スカリエッティ」は奥山清行氏、アウディ「A6」、「Q7」、「A5」は和田智氏。BMWの「Z3」、「3シリーズ(現行)」は永島譲二氏といった具合です。
また、私の乗っていた範疇の話ですが・・・以前乗っていた車・・ジウジアーロ氏のは除いても、例えばマツダRX7(FD3S)は中国系デザイナーのウーハン・チン氏の原案(カリフォルニアでデザイン)を広島の本社でまとめたものですし、クライスラー300Cは以前ご紹介のとおり、ハイチ系のアメリカ人デザイナーですから、グローバル企業においては、もはや国籍はボーダレスで、どこの国の人がデザインしたとか、開発しただのって、関係ないことなんですけどね。
ってそれを言っちゃここまで書いた意味ないですけどね(笑)
今年のジュネーブショーでデビューしたメルセデス・ベンツCLS
個人的にはサイドのウネウネ感がちょっと気になりますが・・。フロントなどは新世代の息吹を感じられ、素直に格好良いと思います。
CSLは韓国人デザイナーのイ・イルファン氏(37)がデザインしたとのことです。
イ・イルファン氏は今年4月、ベンツ・カリフォルニアスタジオのスタジオ最高責任者に任命され、今年の秋に発表予定のニューメルセデス・CLSも、同氏のデザインと言われています。ニュー現代ソナタとサイドのプレスラインが似ているのは気のせい?(笑)
サムスンの家電製品が北米から欧州、新興国まで、世界の市場を席巻したのは、高付加価値製品(例えば、日本メーカーが出遅れた液晶、有機ELテレビや3Dテレビ)を中心に、攻撃的に市場に参入した事。それとデザインにこだわったこと(「デザイン主義」)がその要因であると言われています。
車のデザインでも韓流が席巻していきそうな勢いを感じます・・。
御大ジウジアーロ(Giorgetto Giugiaro)デザインシリーズ。
と言うより、決算期は・・書き溜めていたシリーズ(笑)
花粉症に徹夜続きの嫌なシーズンです・・。
さて、今回はジウジアーロ氏のエースシリーズを。
エースシリーズとはアッソ・デ・○○・・と名の付いたシリーズです。アッソとはイタリア語でトランプのエースを意味するので、今、勝手に命名しました(笑)
まずは、エースシリーズの長男。第一弾はアウディだったんですね。
かの有名なDMCデロリアンがジウジアーロ・デザインですが、納得。1973 Audi Karmann Asso Di Picche(スペードのエース)
アウディからは発売されませんでしたが、この翌年にアウディの親会社であるVWから発売された、初代フォルクス・ワーゲンシロッコ(Volkswagen Scirocco)につながったような気も。
第二弾は現代(ヒュンダイ)自動車のポニー・クーペ。(アッソ・デ・フィオーリ)1974 Hyundai Pony Coupe Asso Di Fiori(クラブのエース)
しかしこの名は当時、現代自動車がャjー・クーペとして発売する意向(結局発売されず)であったため、アッソ・デ・フィオーリの名をイタルデザインに返上。(クラブのエースは後のいすゞピアッツァに)
しかし、これが現代から発売されていたら、今よりも早く日本勢の好敵手になっていたかもしれません。
因みに同じ年代のベルトーネデザイン。1977 Jaguar Ascot (Bertone)
ウェッジシェイプデザインが主流だったのですね。
ここ最近、ジャガーデザインがガラリと変わったのはご存知の通りですが・・
ジャガーXF(Jaguar XF)
ジャガーXJ(Jaguar XJ)も新デザインに。
この流れは遡る事20年。御大ジウジアーロ氏がデザインしたコンセプトモデル、ジャガー・ケンジントン(1990 Jaguar Kensington)に見られました。
これが発売されていれば、20年前にジャガー・デザインの潮流が変わっていたと思います。
結局このデザインコンセプトは・・ジウジアーロから(アリスト発売年1991年)同じ時期にデザインの提案を受けていたトヨタが、トヨタ・アリストとして世に出しました。
あの時の、アリストはデザインといい、当時ズバ抜けた速さといい・・憧れだったなぁ。