cahors日記

美味しいものを求めて東へ西へ

ドイツお土産チーズの会

2010-11-09 | チーズ
チーズ講師・梶田さんの素敵な会に参加しました。



先生企画のアルザスツアーに私も参加したのですが、

梶田さんは、フランスからドイツに足を伸ばして、ドイツのチーズ調査を実施したという訳です。



ドイツのチーズってピンときません。日本では、ほとんど見かけませんし。



がっ!!



ドイツは実はチーズ大国なのです。



現在、ヨーロッパでチーズ生産量1位。(世界ではアメリカに次いで2位。)



そしてそして!!



日本が輸入しているヨーロッパのチーズも1位。(世界ではオーストラリア、ニュージーランドに次いで3位。)



チーズのイメージが強いフランスやイタリアより圧倒的に生産量が多いとは驚き。



ドイツ国内では、チーズは“ケーゼ Kase”といいます。



ドイツのスーパーには、周りの国から影響されたチーズが多く並び、

伝統的なチーズは、ほとんど見られないそう。



そもそも、ドイツの伝統的なチーズは非常に少なく、

工場で大量生産されているものがほとんど。



特徴としては、フランスのフロマージュブランに似ている“クワルク”が、浸透していること、

個性的な味わいの超低脂肪のチーズがあること、でしょうか。



伝統的なハードチーズは2種類あって、南部バイエルン州のアルゴイ地方のアルプス山麓で造られています。



そのため“マウンテンチーズ”とも呼ばれるとか。



1つ目は、“アルゴイ地方産エメンターラーPDO”

スイスのエメンタールのドイツ版。



食べた瞬間、エメンタール特有の甘さ、それにほのかな酸味。歯応えがよくって好きな感じ。



2つ目は、“アルゴイ地方産ベルクケーゼPDO”

熟成違い。奥が熟成長め。



コンテやグリュイエールのような、緻密な組織でしみじみ美味しい。

旨みがぎゅっと詰まっています。



ここからは、アレンジしたチーズたち。



野生の花のチーズ Wildblumenkase

表皮にお花をまぶしています。



香りはツンと強めですが、実際に口にするとそうでもなく。



ワインチーズ Weinkasew

赤ワインに浸したチーズ。

香りはワインそのもの。味わいは結構、個性的。好き嫌いが分かれるかも。



飲み物は、ドイツといえば!のビール♪ ビール大好きなのでテンション高まります。

どれもすっきり、飲みやすいタイプでした。



ドイツパンも欠かせません。ドイツパン専門店『リンゲ』のプレッツェル。

あと、参加者のTさんからヴィロンのバゲットも差仕入れしてくださいました!


(その上、1本まるごと、私にもプレゼントしてくださり。感激。焼きたてだったそうでまだ温かかた!)



ピスタチオ入りのハムと、ピクルス、赤キャベツのビネガー漬け。

ドイツのお土産!と言いたいところですが、これらは定番の成城石井の。

赤キャベツが酸味が和らいで、優しい味わいで好評でした♪



そして、今回の1番の曲者と聞かされていたチーズの登場!!



その名は、『ハルツァーケーゼ Harzerkase』

手で丸めて造ることから“ハンドケーゼ Handkase”とも呼ばれる。

ドイツで、いえ、世界でも個性的なチーズ。脱脂乳(脂肪分1、2%)を乳酸発酵させて造られる。

ベルリンなど、北ドイツではあまりポピュラーではなく、南ドイツを中心に浸透しているよう。

ちなみにフランクフルト近郊では“マインツケーゼ”と呼ばれる。



チーズ単体で食べると、独特の風味が強く感じられるので、オススメの定番の食べ方で頂きました。



それは、、、



ハルツァーケーゼをビネガーとオイルにしばらく漬け込みます。

                                     微塵切りの玉ねぎも用意。




キャラウェイシード入りのパンにバターをたっぷり塗って、チーズと玉ねぎをのせて召し上がれ

口に含めば、キャラウェイと玉ねぎの香りがまず鼻をぬけ、次にもわーーーっと広がるチーズの匂い。。。。。。。



これはキツイ



クセがある食べ物は、好んで食べる方なのですが、これは完全に無理。

コンテ地方のチーズクリーム“カンコワイヨット”を初めて食べた時と同じ感覚。



消毒液というか、包帯!?というか、どう考えても美味しいとは思えない風味が離れない。

香り高いスパイスや玉ねぎに勝ってしまうほどだから、強烈



私は、拒んでしましましたが、美味しい♪とパクパク召し上がれる方もいたから、

こればっかりは、好みですね。。。



とはいえ、噂に聞いていた味を体験できて、勉強になりました




先生が自ら、ドイツ料理を作っている間に私からの差仕入れ。



アルザスで見学したBIOのマンステール。かなり強い香り。

形が崩れていて申し訳ない



ちょっとまだ熟成若めかな。でも、皆さんに喜んでいただいて嬉しいです。



さて、お料理ができあがりました。



『スペッツェル』

アルザスやドイツで食べられている、生パスタ。卵が入っているのでいわゆる卵麺。

先生が、アルザスのお店で買った専用の道具で実際に作ってくれました。

バターや生クリーム、炒めたベーコンなどとあえています。

これが、もちもちで歯応えよく、絶品!

日本のアルザス料理レストランや現地で食べたものより格別に美味しかった。

今まで食べたのは、ブニュっとした感があって、そういうものだと思っていましたが。



残りはお持ち帰りさせていただきました



最後は、内容は秘密、とされていた“緑色のチーズ”が登場。

ドイツで次々とこれを買うお客さんがいたのだとか。



さて、この緑色は、なんの緑色でしょう???



アボカド・・グリーンピース・・・ほうれん草・・・・・



ありとあらゆる食材が挙がりましたが、




香りを嗅げば、答えは簡単!



そう“わさび”フレーバーのチーズ!!



日本食ブームはドイツも然りのようですね。日本で売れば、結構好評なんじゃないの!?








ドイツにどっぷり浸ったセミナーでした

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