cahors日記

美味しいものを求めて東へ西へ

オッソーイラティと羊のチーズセミナー

2013-10-12 | チーズ

9月に伺ったかじたいずみ教室のセミナー。



8月上旬にベアルヌ地方とバスク地方を周遊された
チーズツアー。その報告会。



はるか遠い地から届いた貴重なチーズが並びます。



2つの地方を代表する羊のチーズ、オッソー・イラティー。
名前は同じでも、それぞれの地方では
歴史も作り方も違うようで。もちろん味わいにも違いが。



ベアルヌ地方の農家製オッソー・イラティー。

丸みをおびた形がこの地方の特徴。
大きめサイズが中心で塩水で表面を洗いながら熟成。
いまだに手造りが中心で農家製は無殺菌乳のみ。
日本に輸入されているものは殺菌乳しかないので
まさに貴重なチーズ。

ちなみに中央に刻印された
羊マークに「f」。これがフェルミエ(農家製)の証。



バスク地方の農家製オッソー・イラティー熟成違い。
角が尖っていて小さ目サイズが中心。

手前が約6ヵ月熟成。奥が約7ヶ月熟成。



工場製の食べ比べ。すべて殺菌乳。

手前の赤いパックが大手PYRENEFROM社。
仏スーパーでお馴染みのブランド。

裸のがAGUR社。日本に輸入されているものはこれ。
慣れ親しんだ優しい味わい。

黄色のパックがオッソ・イラティーではない
バスクの羊のチーズ。ETORKI。
ネチネチ感あり柔らか。これはこれで十分美味しい。



特別出演的な
オッソーの谷で売っていた羊のチーズ。

しっかりウォッシュされていて
強烈な香り。珍味的な旨みを感じます。私は好み。
お酒のお供にチビチビかじりたい系。



エスプレット(唐辛子)ジャムと黒チェリージャムを添えて♪
 



バスクのワイン。イルレギ。




切りたてをいただける贅沢。




いい香りが漂って。




さぁ食べ比べ!




ベアルヌの農家製。

表面を塩水で洗って表皮を仕上げていくので
皮からの風味が強いのが特徴。
今まで食べてきたオッソ・イラティーのなかで
一番濃厚で複雑な味わいでした。



右二つはバスクのオッソイラティー熟成違い。

色が濃いほうが熟成長め。



現地では軽く温めて食べるスタイルも。

熱々のオッソイラティーは初めてかも。
さらに風味アップ。旨みが増します。



これだけのオッソイラティーが揃う機会は珍しく。

マニアックなセミナーでした♪





最新の画像もっと見る

コメントを投稿