cahors日記

美味しいものを求めて東へ西へ

おいしいお皿~みょうが・しそ~

2012-08-01 | 料理教室
かじたいずみ教室の料理講座~おいしいお皿~。



遠藤ミホさんが講師を務める

素材の持ち味を生かした料理教室です♪



本題の前に

遠藤さんのご実家で咲いたズッキーニの花を!

前回、築地で仕入れた花は、少し萎れていたから、と

わざわざ持ってきて下さいました。

元気でピンピンしています~。



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7月は、夏といえばこの薬味



「みょうが」と「しそ」がテーマ野菜でした。



こういった薬味、子供の時は苦手だったのに

大人になると、薬味にしておくのはもったいない!

…ほど大好きになるから不思議です…。



いつものように歴史や種類、生産量や栄養など

レジュメで軽くお勉強。



どちらも古来から日本に自生していて

日本人には馴染み深い、いわゆる“和ハーブ”ですね。

食欲増進、抗菌作用が高く、まさに夏向きの野菜。



これは何でしょう。

正解は、茗荷の根っこ。

茗荷はショウガ科ショウガ属ということで

根がショウガやウコンっぽいです。

ちなみに一般的に食されている茗荷は

“花のつぼみ”部分とのこと。



巻頭にある画像は

茗荷の葉と赤ジソ、でした。。

あまりに立派で観葉植物と化していて(笑)

言われるまで気づきませんでしたけど



続いて、茗荷と赤ジソ、青ジソの食べ比べ。

そのままや水にさらしたもの、塩でもんだもの、酢にさらしたもの

塩でもんで酢にさらしたもの、など。



そのままでは強いアクを感じますが

塩や酢を加えることでそれが和らぎ、また

細胞が破壊されて色素が出やすくなってきます。

とはいえ、アクも持ち味の一つ。

取り過ぎるとせっかくの旨みまでなくなってしまうので要注意。

そういえば、インド料理でも

アクは美味しさの1つとして取りませんよね…。



さて、本日の材料たち。




まずは“しその香りのラタトゥイユ”。

ラタトゥイユといえば

野菜をトマトと一緒に一気に煮るイメージですが。

遠藤さんのレシピではトマト以外の野菜を

別の鍋で焼いて、最後に合わせる方法です。



このひと手間が野菜それぞれの甘みや旨みを

しっかりと引き出すのです!!



最後にトマトベースと合わせて青ジソをたっぷり♪

見てのとおり、トマトトマトしてません。

トマトはあくまで脇役に徹し

他の野菜をまとめる役目を担っているようです。



お次は“ささみのポッシェ”。

ポッシェとは沸騰寸前のお湯で

素材をじんわりと加熱する方法。

ささみが驚くほど、しっとり、柔らかく仕上がります。

パサツキ感がなくフルフルで、赤ちゃんの肌のよう(笑)。



ポッシェに添えるのは青ジソのサルサ・ヴェルデ。

青ジソをふんだんに使った

色合いも美しい爽やかなソースです。

(ご自宅から持参いただいたソースは色が悪くなっていたので

FPでサササっと作りなおしてくれたものです。)



こちらは“茗荷のナムル”。
 
脇役になりがちな茗荷ちゃんですが

見たとおり、正々堂々、主役でございます~。

これも笑っちゃうほど簡単で、あれよあれよという間に出来上がり。

直前に煎った香りいいゴマもたっぷり投入ー。



最後は茗荷とトマトのサラダ。

ほとんどの野菜が遠藤さんのご実家でとれたものですが

こちらも然り。採れたてのトマトは風味も格別。



みょうが・しそ尽くしのテーブルとなりました

オーバルの2皿がラタトゥイユ。

手前が当日つくったもので

奥は前日に作ってくださり冷蔵庫で一晩寝かせたもの。

出来立ての熱々のラタトゥイユも美味しいですが

じっくり冷やしたのも格別!

野菜のカドがとれてトロっと柔らかに馴染んでます。

そのままパスタに絡めてソースになりそうな感じでした。



ミホさん差し入れのコロナで乾杯。

翌日からフランスに旅立つ梶田さんも加わって

いただきま~す

ポッシェには夏野菜のタブレ(クスクスのサラダ)を添えて。



ささみの断面はしっとり。

中まで火は通ってるのに

ささみ特有の硬さやパサツキ感は皆無。

肉汁を逃さす、しっとりジューシーな

この仕上がりには満場一致で感動

今まで食べてきたささみ君達、ゴメンナサイって謝りたい気分でした(笑)。



おまけに“しそオリーブソース”で和えた豚タン。

しそ版のタプナードです。

肉厚なタンは、酒のつまみにサイコー。



手作りのしば漬も味見しました。

赤じそと塩だけでつくった正真正銘のしば漬です。

口にすると目も覚めるような気持ちのいい酸っぱさは

乳酸発酵によるもの。

まさに先人の知恵ですね。



どれもこれも美味しいしヘルシーで

体が喜んでいるのが分かります。



遠藤さんのレシピは

すぐ作りたい!と思えるものばかりで

毎回、やる気を奮い立たせてもらってます(笑)。



身近な素材が中心なので、すぐ試せるのも魅力の1つ。



9月の教室も楽しみです




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