クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

2011/4/17 Kリーグ-6 FCソウル1-1蔚山現代

2011-04-18 23:10:05 | アジア、韓国のサッカー
Kリーグ観戦2戦目は、4月16日(土)17時開始のFCソウル対蔚山現代(ウルサンヒョンデ)。(1戦目は、3月12日の城南一和0-1全北現代)
残念ながら仕事で行けなくなってしまったけれども、来る火曜日にACLで名古屋グランパスがここソウルでFCソウルと対戦するので、その偵察という意味も兼ねたりして。

FCソウルは、元々はLG安養(アニャン)というチームで、今もLGグループそしてそこから派生したGSグループがメインスポンサー。 安養時代には前園真聖が引退直前の一時期に所属。
2004年にソウルワールドカップ競技場へホームを移転するときに「FCソウル」と改称し、2010年にはついにKリーグ王者に。
今年の監督はファンボ・カン・・・日本では大分トリニータを発足直後から長く支えてきた選手・スタッフ・フロントで、2005年の一時期と昨年は監督。
来日前はイタリアW杯で得点した韓国代表FWで、韓国サッカー界では英雄の部類に入る方のはず。

対戦する蔚山現代ホランイは、日本サッカー界にとって手ごわい存在のチームの一つ。
1996年のアジアカップウィナーズではベルマーレが対戦し、ホームで1-0で勝利したもののアウェイで0-2で敗れてしまう。
2006年のA3チャンピオンズカップでは、東京・国立開催であるにもかかわらずガンバ大阪が0-6で敗れてしまう。
ちなみに親会社は現代重工業(今は現代自動車と別Gr)で、現・韓国サッカー協会会長で前・FIFA副会長チョン・モンジュンが前・会長。


FCソウルのホームスタジアム・ソウルワールドカップ競技場はソウル市の西の外れにあるが、地下鉄の駅の出口から見上げたらもうスタジアムが見える近さ。
スタジアムはショッピングセンターやシネコンもセットで、メインスタンドの下には日韓大会等のメモリアルコーナーもあり、パク・チソン(と松井大輔)の天皇杯優勝時の写真もありました。
北側入口(ホーム側ゴール裏)まで徒歩1分!さらに、スタジアム前ではチームショップや食べ物のテント、バンジージャンプやミニライブのアトラクションが揃っているは、その上ユニフォームへの背番号圧着が即可能だわ、とJリーグ並み、ある面ではJリーグ以上の受け入れ態勢。
先月訪れた城南(ソンナム)とはうって変わって、こうした雰囲気が私を試合に向かって盛り上げてくる(笑) 
ちなみにこの試合の入場者数は28,418人(収容人員は約67,000人)。昨年のチャンピオンシップや今年の開幕戦では5万人以上の観衆を集めたというが、それも納得できました。
ただ、試合前だけでなく試合中(!)に運営者側(スタジアムDJ)が応援を煽ってくるのはちょっと・・・火曜日のACLでもやってくるのか?
後半に至っては相手CKの時に「ブブゼラタイム」となり、あの南アW杯で話題になった「ブブゼラ」で圧力をかけるも、結局失点!


FCソウルは4-4-2の布陣で、中央=MF88ジェパロフ・DF19イ・ヒョンジンから両サイドに開いて、そこからパスやドリブル突破を繰り出してくる。
センターラインの外国人4人=DF8アディ・MF88ジェパロフ・FW10デヤン・FW11モリナに加えてMF21コ・ヨハンのドリブルが要注意。
前半途中からは試合を支配し、決定機も蔚山より多く作るが、ゴール前での一工夫が足りなかったように感じた。
球さばきだけでなく上下の豊富な運動量もみせていたジェパロフが58分ごろになぜか交代してからは明らかに攻撃が単調になり、デヤンにマークが集中。
対する蔚山も4-4-2の布陣で、自陣でボールを奪ってからタテに速くのカウンター攻撃が多くなるのは試合展開からしてもやむを得ないか。
キャプテンはDF5カク・テフィ(昨年は京都)で、日韓大会で活躍したFW10ソル・ギヒョンもいるが、彼がもっとボールをキープできれば得点数は違ったかも。

先制点は、65分ごろに蔚山がカウンター攻撃から得たCKで、左SB6チェ・ジェスが放ったいいクロスをファーサイドでカク・テフィが頭で流し込んだもの。
一方、ソウルの同点ゴールは、83分ごろ、敵陣CKから食らいかけたカウンター攻撃をハーフウェイ付近でカットしてからの再攻撃で左サイド→中央デヤンとボールがつながって最後はMF16ハ・デソンがゴール。
ロスタイム3分にもソウルは決定機をつかんだがゴールならず、試合は引き分け。ソウルは勝ち点6の12位、蔚山は勝ち点7の10位。


さて、韓国のKリーグのチーム数は16で、全て違う市をホームにしているので、Kがある街は16。
今の自分がKリーグを見に行くには、一番近くても水原(約60キロ離れている)、その次だと城南(ソンナム)、ソウル、大田(テジョン)まで行かなくてはならない。
近くでハイレベルのサッカーを見れる環境ってどんなにすばらしいんだ!と改めて思ったりもします。
(Jリーグ元年に万博の近くに住んでなかったら、私は多分ここまでサッカー好きになってなかったでしょう)
そんな中ではありますが、年間15試合=全30節の半分であり、月2試合ペースでもある=はあちこちで見ていきたいと思います☆ 
あとはこちらでもサッカー話で盛り上がれるコミュニティがほしいね。