第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
2007/10/07 13:00開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ3-0(前半1-0)V・ファーレン長崎
【入場者数】1,591人【天候】晴 22.0℃ 49%
【主審】山西博文【副審】前島和彦/数原武志
【得点】28分(湘南)原竜太(1)、78分(湘南)石原直樹(1)、
89分(湘南)石原直樹(2)
SH:12 -6 CK: 3 -5 FK:15 - 14
【警告】(湘南)29分林慧(1) (長崎)なし
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。天皇杯は警告通算2回で次戦出場停止。
湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。
25金永基
30山口貴弘 6田村雄三 2斉藤俊秀 21尾亦弘友希
33林慧 8坂本紘司
13鈴木将太 29鈴木伸貴
20原竜太 14永里源気
SUBは
GK27濱崎陽平、DF3ジャーン、MF10アジエル、
MF31猪狩佑貴、FW11石原直樹
監督: 菅野将晃
選手交代は
45分:20原 →11石原直樹
45分:29鈴木→10アジエル(石原、アジエルの2トップへ移行)
59分:13鈴木→31猪狩佑貴(猪狩は右MFへ)
長崎のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。
26丹野研太
8久留貴昭 4加藤寿一 19梶原公
14原田武男 22田上渉
20石川高大 11竹村栄哉
10佐野裕哉
13有光亮太 18岩本昌樹
SUBは
GK1近藤健一、DF2堀川純一、MF24伝庄優、
MF3立石飛鳥、FW15小田幸司
監督:岩本文昭
選手交代は
67分:8 久留→2堀川純一
77分:14原田→24伝庄優
83分:13有光→15小田幸司
スタンドはメインのみの開放。運営は県?協会で、売店はダンブラー割引もカレーもなし。
それはまだいいのだが、開門時間が12時と思っていたところ実際は11時だったのには参った。
サポーターの間で「開門まで」というつもりでミーティングやっていたので。
04年、05年と湘南に在籍した佐野裕哉が中心選手である長崎(九州リーグ)との対戦。
例年と違って3回戦の3日後の水曜にJ2戦があり、かつ昇格へ向けての戦いもある為
この試合の湘南はスタメンをベストメンバーから5人替えてきた。
そして北島、エドワルド、望さん(誕生日)はメンバー外。
さすがに万が一の事態を考えたか、ジャーン、アジエルはSUBに入った。
まさかまだリードしている後半開始早々からアジエルが出てくるとは思わなかったけど・・・
長崎は湘南のバックライン~中盤のパス回しのカットを狙ってプレスを積極的にかけてきた。
特に右サイドライン際の山口~将太のパスが狙われる。
自陣、敵陣問わず、ボールを奪ってからの攻守の切り替えは速かった。
決定機は前半の佐野のペナルティエリア直外からの直接FK(ポスト直撃)の他にも1,2回あり、
決定機の数自体では湘南が上回りこそすれ終盤まで決して安心できない試合展開だった。
湘南は、前半は相手の3バックの両サイドのスペースをボランチからのスルーパスで
突くことでチャンスを見出す。その中の1つが28分で、右サイドのスペースに出た永里が
ボールをペナルティエリア内ゴールライン近くへ持ち込んでからファーサイドへクロスを出し、
そのクロスをファーサイドから原がヘッドでゴールへ押し込んだ。
後半はアジエルが入って攻撃のパターンを増やす。
やはりアジエルがいるといないとでは大きな差がある。
また、相手が点を取りにきたことからカウンターでの攻撃機会が多くなり、
決定機も増えたが永里、アジエル、石原がそれぞれ決定機を1度以上は逃してしまう。
それでも78分、89分(ロスタイム)とアジエルのラストパスから石原が得点して
スコア上は無難な勝利に結びつけた。
内容についての感触は、スコアの割の
選手たちの試合後の表情(の暗さ)が物語っている、と思う。
一方で、林が初公式戦でフル出場して猪狩も途中出場ながら初公式戦。
ユース出身の新人2人が公式戦の経験を積めたことも収穫の1つだろう。
林のほうが自分の持ち味をプレーに出せていたように感じたが、
相手のレベルも考慮する必要があろう。
猪狩はまだ周囲に遠慮しているところがけっこうあるように感じた。
まずは1試合に1度2度、迷わずゴールへ突進できるようになったらと思う。
天皇杯の4回戦は11月4日(日)。
相手(J1のどこか)と会場は今週中に決定予定。
他・・・個人的天皇杯ハイライトを2つ。
(1)ユースで林、猪狩と同期の日下部諒がいる順天堂大学。
仙台との延長後半終盤の点の取り合いを制して2対1で勝利。
日下部は84分から出場して勝利の瞬間にはピッチにいた。
林、猪狩といい、この7日はベルマーレユース出身者にとって吉日だったようだ。
(2)大学の同期の一人が6年前まで浜松にいて、
某社会人チームにも関係していた(選手や運営役員だったわけではないが)。
その社会人チームが延長で1対0で勝利。
彼の子供の姓名は、なんと某J1チームの監督と同姓同名(名前の漢字は違う)で
しかも子供の誕生日は4回戦の開催日。
彼の子供の誕生日に運命?の対戦なるか。