牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

まるいち (荒木町)

2005年08月06日 | 食べ歩き (四谷・荒木町)
四谷・荒木町界隈で私がもっとも愛するラーメン屋が「まるいち」。
新宿通りから荒木町の杉大門通りに入ってすぐの左手にある、間口の狭いカウンターのみのこじんまりとした店です。

ラーメンというより支那そば、細麺縮れ醤油味の正しい東京ラーメンといった風情。化学調味料とは対極にあるようなほっとさせる味、飲んだ後にさらっと食べたくなるようなラーメンです。
店主は車力門通りの裏手にあるあんこうなべの「たまる」の弟さん、元日本料理の板前さんだったこともあり、非常に丁寧な仕事ぶりを感じます。

メニューはラーメンとワンタン、それにトッピングの組み合わせ、昼時には茶飯もあります。
いつも頼むのは人気メニュー、ワンタンメン。 つるつるとした食感は他所ではなかなか食べられません。
麺を大きな寸胴鍋を使って泳がせるように茹で、昔ながらの平ザルで手馴れた感じですくいあげます。注文してから出てくるまで5分とかからないでしょうか。職人的な技を見ているだけでなんだかほっとしますね。

豚骨やら辛子味噌やら、少し凝ったラーメンが多い昨今、次の世代に残したい正しい味です。