牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

ル ブルターニュ/Le Bretagne (神楽坂)

2005年05月01日 | 食べ歩き (牛込界隈)
散歩を兼ねてちょっと足をのばして神楽坂までランチに出かけました。
とはいえ、少し出遅れ時刻はすでに13時過ぎ。なじみの店は、13時半がラストオーダーだったり、満員だったりで行けなかったので、前から気になっていたカフェ クレープリー「Le Bretagne (ル ブルターニュ)」に行ってみました。

場所は神楽坂を上りきったあたり、毘沙門天前の路地を入った左手です。
クレープリーとはフランスの北西部「ブルターニュ地方」の伝統料理、そば粉のクレープ「ガレット」の専門店という意味。オープンテラスの店内は、古い民家から移築したと思われる大きな梁とフランスの田舎町のような内装、シェフやギャルソンだけでなく多くの客がフランス人で、異国情緒にあふれていました。

ガレットとは、蕎麦の実から作った薄いクレープ生地の中に、卵やハム、きのこやベ-コンなどの具が入り、バターで仕上げたもの。パリッとしながらも、もちもちとしてかすかに甘みの残る生地と新鮮な具がマッチして、 とても美味しかったです。

蕎麦はやせた土地でも育成しやすいため、ブルターニュ地方では、このガレットが主食の時代が数世紀間続いたそう。
ちなみにデザートとしてのクレ-プが出来たのは後のことで、
・ガレット=そばの生地=塩味
・クレープ=小麦の生地=甘味
と一般的に使い分けられているそうです。

食べたのは、ジャガイモ、鰯、トマトをサラダ仕立てにしたガレット(写真)、本日のおすすめで玉子とホワイトアスパラや旬の野菜を中心にしたもの。

後で気付いたのですが、ここの名物は林檎をベースにした果実酒「シードル」だそう。
次回はシードルとガレットを楽しみたいと思います。