-朝日新聞7月1日より―
バングラデシュの首都ダッカで7月1日に発生したテロ事件は人質20人うち日本人7人死亡という大変痛ましい結果となりました。
3・11を起点に活発化したテロは世界中で大変悲惨な形で広がっています。 しかしこのような事態を招いた原因は何かをじっくり考えることが必要です。 アメリカがいうようにテロ撲滅のために軍事力に頼って果たしていい結果が出るのでしょうか。
このブログでも何度も紹介しているように、アルカイダを生み育てたのはアメリカでした。(ソビエトのアフガン侵攻)敵の敵は味方とばかりにアルカイダに資金を提供し軍事訓練し強力なテロ集団に育て上げたのです。 実はIS(イスラム国)にもアメリカの関与が疑われているのです。 ISの資金源は原油の密輸と言われていました。 原油は油田や輸送トラックなど空爆の格好の標的です。 米軍の目をかいくぐってやれるようなことではありません。 ロシアの空爆が始まると潮目が変わりました。 ロシアはトラック輸送部隊を容赦なくたたきました。 密輸はトルコ経由で行われていましたので?ロシア軍機がトルコ軍に撃墜されるという事件も起こりました。
イラク戦争には日本の自衛隊も参戦しました。 ろくな議論もなしに多くの国民の反対をよそに小泉政権はアメリカ支持を発表し自衛隊派遣に突き進んだのです。 結果的にはISを跋扈させ今日の世界的テロを招いているのです。 平和国家日本もアメリカと行動を共にするなかで色あせてしまいました。 秘密保護法、集団的自衛権、武器輸出3原則の骨抜き、戦争法案の強行採決と安倍さんは戦争のできる国に突き進んでいます。
もっとも安倍さんにしてみればこんなことも理想国家の序の口なのかもしれません。 平成24に開催された「創世『日本』東京研修会」のなかで元法務大臣長勢甚遠氏は自民党憲法草案について「国民主権」「基本的人権」「平和主義」の3つをうたっているが、の3つをなくさなければ本当の自主憲法はできない。と発言し安倍さんも含めた参加者から大きな拍手が沸き起こっているのです。 当時外務副大臣は「日本にとって一番大切なのは皇室であり、国体であるといってはばかりません。 彼らにとっては「民主主義」さえ廃止する対象なのですから驚きを禁じえません。 しかも国政の錚々たるメンバーがひな壇に並んでいるのですから、YOUTUBEの投稿者が書いているように彼らは北朝鮮のような独裁国家を夢見ているのでしょうか??
第3者委員会をつくりイラク戦争を検証したイギリス
-朝日新聞7月7日よりー
検証作業を進める先進各国
-朝日新聞7月7日より―