無精髭

無精者の日記です

ALPSは試運転中でしたって?

2014-03-21 21:59:55 | 日記

 18日にB系の故障でA、B、Cと3系ある処理システムがすべて止まった多核種除去システムALPSですが、試運転を始めたのが2013年3月で以来何度も様々な故障で満足に動いていません。 

 故障発生状況をみると

2013年6月16日 A系タンク内部腐食による水漏れ (BCタンクも同様で修理となる=停止)
     9月29日 C系におけるスラリー移送ポンプの停止
     11月5日 3系統が試運転再開 (これまで運転止まってた?)


2014年1月8日 HIC作業用クレーン故障
     1月30日 HICクレーン走行不具合
     2月26日 A系ブースターポンプ停止
     3月 5日 B系ブースターポンプ停止
     3月19日 B系核種除去不良、タンク等汚染 

ずっとこんな調子です。 もっともALPSができる前に使われたフランスのアレバ社やアメリカのサリーなども故障の連続で今はどうなっていることやら。  どんだけ税金の無駄遣いしているのでしょう。 しかもその故障原因も基本技術が疑われるような内容なのが気になります。  国を挙げての最重要課題なのにどうしてこうなるのでしょう。 

 原発産業ってこんなもんなのでしょうか?  夢の原子炉と言われた高速増殖炉もんじゅは1991年に試運転開始後まもなくナトリウム漏れ事故を起こし以来ずっと止まったままなのにそのまま事業は継続され税金をじゃぶじゃぶ使っているし、青森の再処理工場もいまだに稼働できない。  福島第一原発の事故原因の究明もされていないし、いまだに16万人もの避難者がいるし、汚染水の処理さえままならない状態なのに政府は再稼働に躍起になっているなんて原発をめぐる問題はなぜこうも常識はずれなのかとあきれてしまいます。

 政府は原発の再稼働をしないと燃料費がかさむ火力発電によって電気料金が高くなって今後の景気に悪影響をもたらす、などと宣伝していますが、原発はこの国を滅しかねません。 もういいかげん目をさましてもいいのではないでしょうか。



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