無精髭

無精者の日記です

自動車大手中間決算5社が純利益最高= 安倍吸血鬼内閣の成果

2014-11-07 07:28:01 | 日記

 タイミングよく朝日に自動車大手の中間決算が出ました。  5社が最高の純利益を計上しました。

 しかし記事には「国内景気引っ張れず」とあります。 国内の自動車関連企業の業績が振るわないのです。 国民の経済力低下で国内販売が減少し、中小零細企業は円安で原材料価格の上昇や、電気・オイル価格の上昇などでダメージを受けているからです。

 国内の主要産業の業績が国民の生活向上に役立たない経済状況は社会にとって深刻です。  働いて挙げた成果が報われない、成果は大企業に、負担は大企業を支える中小企業や国民に降りかかるのでは、士気が上がらず経済は衰退していくでしょう。

 そもそもお金は社会の生産物の取引、国民への分配を手助けするための道具です。  資本主義経済では、ものの値段の上下(利益)によって需給を調整するものです。  貨幣ももともとはそれ自体に価値がある貴金属の「金」でした。  経済の発展や戦争経済のなかで無価値な不換紙幣に置き換えられました。  政府はいくらでも印刷すれば貨幣を生み出せるようになったのですが原理は変わりません。  生産がついていかなければいくら紙幣を印刷したところで紙幣価値が落ちていくだけで結局生産量をこえるわけにはいかないのです。  日銀がいろいろ操作して貨幣価値をいじるのは資本主義経済の基本的な需給調整作用を阻害し、最終的に経済に悪影響を及ぼします。 一方資本主義には持って生まれた大病、恐慌があるために時の政府は「大きな政府」、と「小さな政府」の間でゆれてきました。  手を加えないと大病になり、加えすぎると機能不全を起こすのです。  今はカジノ資本主義といわれるほど利益至上主義へと暴走をはじめており、資本主義経済のマイナス面ばかりが目立ってきました。 そんな中での安倍政権です。  経済を握る日銀総裁、報道を握るNHK、法の番人内閣法制局など意中の人物で固めた安倍政権は、自ら政策の自動修正機能の要所を潰してしまいました。 こちらも暴走政権です。  自然はその存続のために実に巧妙な仕掛けを作っています。 どんな生物、植物にも必ず天敵がいるのです。  ある植物が異常増殖すると、その天敵がいつの間にか増え始め、いずれもとのバランスに戻るのです。 このバランス、多様性こそが安定的発展の要点なのではないでしょうか。  敵は自分を滅ぼすものではなく、安定的に生存させるための調整機関なのです。   敵が死滅したときは自らが滅亡するときです。



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