無精髭

無精者の日記です

霊山紅葉狩りで驚きの出会い

2016-11-13 10:58:47 | 日記

 昨日、安達太良山に行けなかった友人を誘って伊達市の霊山へ紅葉狩りに行ってきました。 ここは年に一度は登っていたのですが、原発事故により高濃度に汚染されたためしばらくお休みしていました。 この日は土曜日だったせいか駐車場はほぼ満車でした。

 登山口から少し入ったところで測定してみたのですが、0.765μSV/hと出ました。 周りに樹木が茂っているので高い値なんですね。 本来なら放射線管理区域レベルなので「関係者以外立ち入り禁止」といったところです。 子どもさんは考えたほうがいいでしょうね。

 切り立った巨石と紅葉した木々がきれいです。 しばらくはずっと登りなのでつらいのですが大きな石からのパワーと深とした木々に囲まれてとても新鮮な気持ちになれます。

 振り返ってみると切り立った石の上に根を下ろした松が形よく枝を伸ばしています。

 まだまだ上りが続きますが昨夜の雨もあがって木漏れ日がさす絶好の登山日和でした。

 ここは「宝寿台」という小高い巨石(全体が石山なので巨石とは言えないかも?笑)の上です。 梯子が設置してあるんですが慣れていない人は怖いかも。 ここで放射線を測定すると、先ほどの半分程度に下がっています。 周りに樹木がないせいでしょう。

 

 ここは絶景ポイント。 遠くの山々の稜線が幾重にも重なったグラデーションがきれいに見えます。 真ん中あたりに見えているのが「霊山こどもの村」です。 今はやっているかどうかわかりませんが、化石や隕石、宇宙に浮かぶ惑星などの展示物や様々なイベントも行われていて大人でも楽しめるいいところでした。向かいの山の中腹には除染廃棄物の大量のフレコンパックが積まれています。 仮置き場になっているんでしょう。 写真には写っていないのですがこの右手には真新しい焼却施設のようなものも見えていました。 原発事故の爪痕が痛々しく山々を傷つけています。

 このあと小休憩して下山したのですが最後に奇妙な格好をした人物に出会いました。 早速写真を撮らせていただいたんですが、大きな杖には焼酎の?デカボトルに「脱原発霊山登山」自作の兜には「原発反対」「福島県民は蛇の生殺しです」などと書いてあります。 どこから来たのかと聞いてみたら地元霊山で味噌を造っているという話で、下りてきたほかの登山客と一緒にいろいろ話を聞きました。 他にも「伊達政宗」の格好もするとか。 原発事故で被害を受けて地元の人たちも事故を風化させまいと頑張っているんですね。 

 

 

 



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