衆議院平和安全法制特別委員会はついに審議を打ち切り戦争法案を与党単独で強行採決してしまいました。
この「平和安全法制」という名前にもあきれてしまいます。 福島第一原発の事故を「安全にコントロール下にある」などと世界にむかって大嘘をついたり、予算の裏付けもないまま夢の世界から抜け出てきたような斬新なデザインの競技場を約束したりと、この政権は平気でウソを連発してきました。
しかし戦争法案を「平和安全法案」などと日本を代表する国会議員が、総理大臣が言ってもいいのでしょうか。 「積極的平和主義」などと軍事力で相手を威圧攻撃する戦争主義をよくもいったものです。
安倍総理は「美しい日本」などとよく言っていますが「美しい日本語」を「ウソつき日本語」におとしめ「ウソ偽り」を嫌い気高い精神性を誇ってきた日本の伝統を木端微塵に壊そうとしている張本人であることに気付かないのでしょうか。
「法律学者のいうことを聞いていては日本が守れない」と彼らは主張していますが、国家の最高法律を、時の権力者が自分たちの論理で、正当な手続きを踏まず勝手に変えてしまったら、これは自由も民主主義もない専制国家にほかなりません。 恐ろしいことです。 ナチスドイツが、ヒットラーが「全権委任法」を制定し第二次世界大戦に突っ走ったのと一緒ではないですか。
今私たちの日本は大変な分岐点に立たされています。 多くの市民、学者、若者、学生が連日国会をデモし「戦争法案反対」を訴えています。 私たちも自分ができうる方法で憲法違反の「戦争法案」に反対しましょう。 子供や孫を、自衛隊の若者を一人も戦争で死なすわけにはいきません。
福島県では
「戦争させない・９条壊すな！緊急県民集会」
７月２６日（日）１０：３０～
福島市杉妻町「福島県庁前広場」
で開催されます。 是非参加しましょう。