原発震災からもう2年がたち、政権が変わって安倍ノミクスの原発版は電力各社と財界の要請に応える原発再稼動です。 あの人々は日本全体を危機に陥れた原発事故を忘れてしまったかのようです。 先日環境省の中央環境審議会の委員から脱原発派の委員が排除されてしまいましたし、経済産業省はエネルギー基本計画をまとめる有識者会議から脱原発を主張する委員を排除している。 つまりとんでもない大事故を起こし、いまだに事故の収束さえ見通せない現実を尻目に着々と以前の原子力村の再興に突っ走っているのです。 民主党政権にもあきれましたが少なくとも原発廃止の目標を掲げていました。 自公政権は口では慎重な姿勢をアピールしていますが、やってることは全く逆です。 事故現場では高い放射線量のなかで数千人の労働者が被曝労働を続けています。 このままでは作業できる人材も尽きてしまうでしょう。 溜まり続ける汚染水はまもなく福島第一原発の敷地をタンクでうずめてしまいます。 続発する地震のなかで応急処置でごまかした原発の再開は第2、第3の原発事故を引き起こしてしまうでしょう。 幸いにして事故を免れたにしても、大量につくりだされる核廃棄物は子供たちに大きな負担を押し付けることになるでしょう。 除染の仮置き場さえままならないのが現実なのですから、原発再開を求める財界は自分の工場や会社の敷地に核廃棄物を引き受ける覚悟をもって発言してもらいたいものです。 いつまでも福島県が原発の負の遺産を引き受ける訳にはいきません。
この集会で「NOモア原発」の意思を全国に発信しましょう。