buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

天に宝を積む

2010年07月17日 | ねこ(ぶり)といっしょ
次男が今朝拾ってきた子猫は
左前足と右後ろ足にけがをしていました。

次男は
ネコショップで紹介された捨て猫をサポートする獣医さんに
自転車に乗せてネコを連れて行きましたが、
右後ろ足のけがは重傷で
多分、よくなっても普通には歩けないだろう、と言われたそうです。
生まれてすぐにハンディキャップを背負ったネコです。

結局、子猫は次男とアルバイトから戻って来た長男のたっての願いで
我が家の3匹目のネコとなることが決まりました。
今日次男が拾っていなければ、もう生きてはいなかっただろう、と
獣医さんにいわれたそうです。

次男が子猫につけた名前は「みなと」
みんなは『みとちゃん』と呼んでいます。

この1週間、傷が悪化せず熱もでて来なければ、生きる希望が見えてくるとのこと。
みんなが「みとちゃん」が元気になることを願っています。

主人は次男に『キミは天国に宝を積んだね』と言っていました。
それに対する次男の答えは

『イェーイ!』、、、でした。

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写真は次男の膝の上で寝てしまった「みとちゃん」










人に疲れ、人に癒される

2010年07月17日 | おもちゃ箱

日々、人に疲れ、人に癒される。
こんなふうに私たちは暮らしているのですね。

この年齢になると、若いころと違って、すぐに疲れてしまうんですよね。
だから、余分な心の負担は避けたいもの、、、
人間関係などに疲れたときは、また別の友人たちと会って
おしゃべりしたり、飲んだり食べたり、これもまた自分を快適にさせる
ひとつの方法かな~、と思います。

穏やかに穏やかに、
そうなふうに自分の周りの環境を作っていきたいものです。

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子猫救出

2010年07月17日 | ねこ(ぶり)といっしょ


次男はいったい何をやっているんでしょうね~
我が家にはすでにネコが2匹いるのですが、、、
朝、自転車で出かけた時に、道の真ん中で鳴いている子猫にを見つけたそうです。
人はみな、ネコをよけて通っている、、、、とは彼の弁。
足もけがしているし、このままじゃ死ぬ、と家に連れて帰ってきました。

『え~、どうするの?ネコ。もう2匹もいるんだから.』
「でも、かわいそうで見てられない、、ねこ屋さんに連れて行く。」

ネコ屋さんとは近所にある、ネコ専門のペットショップのことです。
ここのオーナーは捨て猫のNPO団体に加入していて
我が家の2匹目のネコ、『ロッシー』はこのショップを通して里子でやってきた
捨て猫でした。






でも次男はこの拾って来たネコのことがとても気になって、
自分の小遣いでミルク代を払ってもいいから、飼いたい、って思っているようです。

か細い声で鳴く子猫に我が家の2匹のねこはすでに過敏な反応を示しています。

さあ、この結末はどうなるのでしょうか?
次男はネコのショップにこのネコを預けるのでしょうか?
それとも自分で飼う、と主張するのか、、、、
今日は子猫のことで一日が終わりそうです。

この写真は我が家の最初のネコ「ぶり」です。






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私は弱い人間だから

2010年07月15日 | 今日の一言




無理をしないで怠けない、、、私は弱い人間だから。 相田みつを


私はすごく頭がいいわけでもなく、ふつうの普通。

だから、できることをできる範囲で。
ゆっくりとね。
無理をしないで、それでも怠けちゃダメ。

目標は高すぎず低すぎず。
失敗して傷つくのもちょっと恐いし、、。

だって私は弱い人間だから。


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牛肉のワイン煮

2010年07月14日 | 食いしん坊
元上司の弁護士さんと食事をしました。
ほんとうに久しぶりです。

何か私の方から相談のある時、あるいは相手側からの要望(ほぼ翻訳)があるときに
会って食事をしてきました。

一緒に仕事をしているときは鬼のように恐く厳しい上司でしたが、
現在は、仕事を共有し、苦しい時間を共にした友人として
心おきなく話ができる関係になりました。
もともと同年代。
同じ青春時代を通って来た友人です。

仕事のときはアグレッシブ、私にとってはすごく苦手なタイプです。

ところが今は穏やかな聴き上手に変身!
歳を重ねたってことでしょうかね~、、(もちろんお互いに)

ちょっとかたい牛肉も,
煮込めば煮込むほど柔らかくなり、味が出てくる、、。
(今日のメイン料理)
人と人との関係も同じですね。

今回は私のお願いごとがあり、向こう側にも要望がありました。
持ちつ持たれつです。

いい食事会でした。


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黄色いランドセル

2010年07月13日 | おもちゃ箱
長男が小学校に上がる時の保護者を集めた説明会。
ある外国籍のお母さんがこう言いました。

「先生、日本では男の子は黒、女の子は赤、とランドセルの色が決まっているようですが、
黄色いランドセルでもいいでしょうか? 黒と赤は規則ですか?
うちの子は黄色が好きなんです。』

しーんとなりました。
ただ
このときの(私を含めた)周りのお母さんたちの反応がまたおもしろかったのです。

みんな一様に
「あ~、言った~、言っちゃった、、、、すごい!」←これは私の反応だけど、、、
というような,称賛だか批判だかわからないような表情をしていました。

しかしこの外国人のお母さんよりすごかったのが、先生の答え。

『何色でもいいですよ。ルールはありません。
ただ、教室の中で他のクラスメートに「どうしてキミは黄色いランドセルを
持っているの?」と聞かれた時、お子様がきちんと答えられればいいのです。』

先生は続けました。

『子どもの中には傷つきやすい子もいます。
黄色いランドセルを持っていても「私はこれが好きなの、だからこのランドセルで学校に来ているの」と
はっきり言えるお子さんなら、何色のランドセルでも大丈夫だと思います。』

うまい言い方だな~、とただただ感心!
相手も否定せず、さわやかに自分の主張をし、相手に新しい情報を与え、考えさせています。
さすがに学校教育で鍛えられた教師だと思いました。

4月になり、入学式の時に黄色いランドセルを背負った子どもは現れませんでした。
どうやら、お母さんは先生の意見に(渋々かもしれませんが)同意したんですね。

お母さんが強くても、子どもが強いわけではありませんから、、ね。


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さて、私も今日は学生の愚痴を聞きました。
不満じゃなくて、やるせない気持ちの吐露、やはりあれは愚痴でしょうね。
いいんです。誰だって、文句が言いたいときってあるじゃないですか。
聞いてあげれば、それでいくらかはすっきりするわけですから。
相手を否定せずに、うんちくを述べずに、しっかりと相手と向き合って
聞くって、結構難しいですけれどね。















マイナー県をアピールしよう

2010年07月12日 | 授業

『マイナー県をアピールしよう!』というプレゼンテーションの授業を
A女子大学の教育実習生たちが計画してくれました。
体験型の学習で、4、5人一組で8つのグループが
日本の中でマイナーと(何かの調査で)位置づけられた4つの県の
アピールポスターを作りました。







まずはどんなポスターを作るか相談です。
タイムキーパーがいて時間をきっちり計っているので、流れるように
作業をしなければなりません。
そのためには相談は重要です!






次は作業。






ある学生は写真を切り抜き、ポスターを作り、
別の学生はキャッチコピーを考え、プレゼンの原稿を作る、、という
完全な分担作業。

ポスターができ上がったのは、授業開始後2時間目。
なかなかカラフルに,立体的にできあがりました。





その後、ポスター発表。
半分の学生はプレゼンをし、残りの学生は他のポスター発表を聞きに行きます。
最後に一番魅力のある発表をしたグループに投票をするのです。






今回は最初から最後までの3時間、すべてを実習に来た女子大生が取り仕切る授業です。
5月はじめから今週までの約2ヶ月半、授業のサポートをし、学生の手助けをしてくれた
T女子大の学生たち。
本当にありがとうございました。今日の授業はもうばっちり! 最高でしたよ!







来年の4月には新社会人になるんですね~。
今回の教育実習で何かいい収穫があったのでしょうか。
教師にならなくてもいいのです。
だけど
いつかどこかでみんなが日本にいる外国人になんらかの関わりを持って
あるいは理解を持って接してくれるといいな~って心から願っています。



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写真は今日第1位に選ばれたポスター。
プレゼン、本当に上手でした~!











外国人看護士・介護福祉士の帰国

2010年07月11日 | 授業
日本の看護士不足は深刻だ。
父や母が入院した時、看護士さんたちの激務ぶりを目の当たりにしている。
また、最近のテレビドラマでも医療関係者のとんでもない勤務実態が取り上げられた。

医療現場の労働環境がよくなるといいな、と、はたから見ていても強く感じている。

<外国人看護士招聘のはじまり>
マスコミでかなり以前から話題になっていたが、
外国から看護士を招き、日本の各病院で働いてもらおう、という試み(準備)が
2004年から始まった。
中でもフィリピンは看護士受け入れを積極的に日本政府に働きかけて来たという。
フィリピンは英語圏で看護士不足に悩むアメリカやイギリスに多くの看護士を派遣してきた
実績がある。
フィリピンでは高額な給料を保証される日本での看護士資格は
『ジャパニーズドリーム』の第1歩と呼ばれているそうだ。
だから日本に行ってみたいと思っている看護士はかなりの数にのぼるといわれている。

<研修の過程>
派遣の過程は次のようになっている。
まず、フィリピン人看護士は母国で若干の予備教育を受け、

日本に入国後まずは6ヶ月の日本語研修を受ける。
その後、病院や施設で看護助手などの単純な仕事をしながら研修を積み、
3年以内に日本の看護士試験を受け、合格しなければならない。
(合格しないと帰国となる)

<成果>
2008年に始まったこの事業ではこれまで370名が来日し、
初回の試験となった昨年は82名が受験したそうだが、
合格者は0。
今年は254人が受験、3名の合格者が出たそうだ。
合格率1、2%の狭き狭き門だ。

<問題点>
このような現状に失望し、日本での資格取得をあきらめ、帰国する人も出ているそうだ。
まず、彼らにとっての乗り越えなければならない大きな壁は日本語の習得である。
日本語はそんなに簡単にマスターできるものではない。
特に医療関係の用語は複雑な上、日本人の病人にも接するときにはデリケートな
コミュニケーション能力も必要となって来る。
専門用語は外来語が多くとも、やはり外来語は英語ではなく日本語だ。
漢字を使った医療用語も難解なものがたくさんある。
しかも研修(労働)をしながらの日本語と看護士資格の受験勉強は相当きついはずである。

<提案>
外国人看護士を招聘するために、これまで多額の資金が費やされた。

もし、本当に外国人看護士が必要なら、(個人的な意見だが)
高校を卒業した外国人を選抜し、日本で日本語研修を受けさせ、
日本人と同じように看護学校へ入学させ、看護士資格を取らせるのはどうだろうか。
もちろん、奨学金を与え、日本人と同じように就労後、少しずつ返済、という形を
とってもいい。
少なくとも4年以上の時間がかかるが、日本語をしっかりマスターして
看護学校に通っていれば、1、2%の合格率、なんてことはないように思う。

<私的感想>
実は私の知人が勤める日本語学校では,外国人看護士の日本語研修を請け負った。
日本語学校にとっても、研修費が入るので、悪い条件ではない。
しかし、ここまで合格率が低いと、やっぱり研修を請け負った方でもあまり気持ちのよい
結果ではないだろうな~、と思う。

帰国の道を選んだ人たちは、どんな気持ちなのかな?
みんな最初はやる気を持って、夢を膨らませて日本に来たはずだと思う。
在日外国人のキャリアデザインに興味を持っている私としては、
ちょっと残念なできごとだ。
かれらのキャリアをうまく活用できれば、日本の医療現場の環境改善にも
結びついていくに違いないのだが、、、。

看護士不足は深刻だ。外国人看護士がいてもまったくおかしくはない。
ただ、その準備,教育は更なる改善と工夫が必要だと思う。

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今日はちょっとまじめに書いてしまいました。
ブログ開設3年目で初めてかもしれません。








ブログ開設3年目~教室の中の小さなアジア

2010年07月10日 | 家族(息子・夫・ネコ2匹)


ブログを開設してから、3年が過ぎました。
勤めている学校の教室の中で起こった出来事をメモしておこう!と作った
『メモブログ』です。
でも
徐々に家族の話、自分の旅行、読んだ本、見た映画など
ブログのカテゴリーが増えていきました。

教室の中で勉強するアジアの留学生たちの雰囲気もちょっとずつ変わってきました。
以前は強烈な個性を持った人が多かったのですが、
最近はちょっとおとなしめ。静かで穏やかな人が増えました。
教室の中からは広東語(このグループのエネルギーが人数は少なくてもすごい!)
北京語、韓国語、日本語、ときに台湾語が聞こえてきます。
アジアの雰囲気たっぷりですが、見た目は何となく日本の若者たち。
みんなとっても個性的でおしゃれです。

さて、家族のことですが、
3年前、高校生(マジシャン)だった長男は中国語を専攻する大学生に
高校野球児だった次男はロックンローラーの高3になりました。

靴職人の夫は3年前よりずいぶん仕事が忙しくなったな~、と思います。
最近は土日もなく、アトリエで靴作りに励んでいますが、注文に追いつかないそうです。

ペットのネコのブリジット(ぶり)ロシ君(ロッシー),
ロシアリクガメのスピルバーグも元気です。

みなそれぞれの世界が広がって、家で一緒に過ごす時間が少なくなってきましたが、
またそれもよし、です。
ひとりひとりのやりたいことを応援し合う、っていうのも悪くないですよね。

ブログを開いてからこれまでのみなさまの応援、本当にありがとうございます。
今日からブログ4年目に向けて、またせっせとメモっていきたいと思っています。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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写真は最近私が最も気に入っている『月』です。
ただ、この画面では月が見えない、っていうのが残念!






はるの夏~高校野球

2010年07月09日 | 家族(息子・夫・ネコ2匹)
次男(はる)はギンギンのロックンローラー
しかし、1年前までは高校野球児だった。
毎日朝7時には家を出て、夜は9時過ぎに家に帰って来た。
へとへとになっていたので、勉強どころではなく、家に帰ればバタンキュー!
食べて、お風呂に入って、グーグー寝ていた。

彼は高校に2回入学しているので、2年生の夏の大会が終わったところで、
(泣きながら)引退。
最後の試合は2打数0安打、13対0のコールド負けだった。
相手は強豪の有名校。
すごいところと当たって、見事に砕けた。

その後、2、3ヶ月は全くやる気の見えなかった次男だが、
その燃え尽き症候群状態を経て、今度はロックンローラーに180度転換、変身したのだ!

今日は同じ釜の飯(野球部は練習後のご飯が食べ放題!)を食べた仲間(3年生)の
最後の大会,1回戦。
次男は初めて学校を休んで、大会会場の球場へ出かけていった。

結果は12対1で大敗。
またもや1回戦で散ってしまったそうだ。
このチーム、10年前に硬式野球部ができてから、公式戦ではまだ1勝もしたことがないらしい。

でも、高校野球はすごい!
どんなに弱いチームでも甲子園を目指して戦っている。
一度も勝ったことがなくても、自分たちは甲子園へ行くんだ!と思っている。
そこが高校野球らしい。
負けた時、みんなが男泣きに泣く。

息子も昨年、立ち上がれないほど泣いていた。
今年も以前のチームメートと一緒に泣いてしまったそうだ。

高校生はいいな。
真剣に何かに打ち込める。
もう私にはそんな時間はけっして戻って来ないから
とってもうらやましい。

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友だちの力

2010年07月09日 | お仕事いろいろ
最近、転機を迎えている、と感じています。
それで、その転機をどのように活かすかを考えているのですが、
頭の悪い私だけではちょっと無理。

だから
友だちの力を借りています。
自分の足りないところを人の智慧を借りて乗り切ろうという
ちゃっかりしたところがあります、、、性格ですね。


実は私はそんなに友だちが多くないのです。
意外と思う人が多いとは思いますが、私は人見知りです。
仕事ならどんな人とでも話すことができますが、それは仕事上のこと。
苦手な人もたくさんいます。

昨日は友人の大学に勤める友人がわざわざ時間をとって相談に乗ってくれました。
忙しい上、身体の調子もあまりよくない友人。
本当に頭が下がります。

でも、そんな人が周りにいるっていることが、私の大きな財産なのかもしれませんね。

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ロッシーは我が家の2匹目のネコです。(写真)




雨の七夕、イタリアン

2010年07月07日 | 食いしん坊

今日は、雨の七夕でしたね。
お願いごとをしたくても、天の川は見えず、、、。

友人と一緒に食事をしました。
イタリア料理です。
う~ん、味は、、、、。
凝った食材ですが、口に合う、合わないは人それぞれ、、、
前回、このレストランで食べた時には、その繊細な料理に感動したのですが、
今回はね、、
一緒に行った友人に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

でも、食事はそれなりでも
楽しい会話は食事の物足りなさをカバーするとってもおいしいサイドメニューです。
今日は久しぶりにリラックスした時間を過ごし,会話をゆっくりと味わいました。
友人に感謝。

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臨時手当の使い道

2010年07月06日 | おもちゃ箱


臨時手当が銀行に振り込まれる。
すぐに教育費(学費)が引き出される。
息子の留学費用をとっておく。

わずかに残る。

みんなでご飯を食べる。
夏の旅行費用にあてる。
両親に心ばかりのプレゼントをする。
ネコにちょっと贅沢な餌を買ってあげる。

それで、だいたいなくなる。

この繰り返し。
あ~、教育費は高いな~、、、。

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誰でもはじめの一歩がある

2010年07月05日 | おもちゃ箱


初めて教師になって教壇に立った時、
ホントにドキドキしました。
頭の中で何度もシミュレーションして、
挨拶をしたら、ちょっと明るく雑談をして、それから授業に入る!と決めました。
でも、実際には大失敗。
上がりに上がって、どんなふうに授業が終わったのかよく覚えていません。

当時の学生には『土下座』して謝っても、謝り足らない、、ごめんね~、ってよく思います。

誰でもはじめの一歩があります。

我が家の夫はバンドを組んでいてベースギターを担当しています。
うまいか下手かは別にして、25年ほど、同じメンバーで活動しているのだからたいしたものです。
ベースギターがこうじたのか、子どもが小学生の時、
小さな家に2メートルほどのウッドベース(コントラバス)を運び入れ、
クラシックの先生について練習しはじめたときは驚きました。

彼のベースに対する熱意にではありません。
コントラバスって、こんなぎギーギーした音だったのか、と初めて知ったからです。

最初、興味津々だった子どもたちも、一気にウッドベースへの興味を失いました!
『あ~、また始まった、、、』
練習の音が聞こえた来たときの、夫を除く家族3人の,,心の底からの気持ちです。

誰でももちろんはじめの一歩があるのですが、、、。

1980年後半、私は北京の大学で日本語を教えていました。
今の中国とは大違い、まだまだ素朴な悠々とした空気の流れる中国でした。
でも
外国人教師と中国人学生の授業以外の接触は、何となく何となくやりにくい感じでした。

ある日、ひとりの学生が私の部屋の水道の水漏れを直しに来てくれました。
嬉しかったな~。
お礼に,彼と彼の友人、クラスメートの何人かを呼んで、
『カレーライス』を作ってご馳走しました。
学生との交流の「はじめの一歩」です。

「先生、日本人はいつもこんな貧しい食事をしているのですか?」
秀才のAさんが言いました。
「先生、おかず作るよ。」
とは水道を直してくれたBくん。
「一品しか料理がないから(かわいそう)。」

あ~、彼らは学校にたったひとりしかいない日本人の私を通して
日本を見ていたはずです。
きっと、日本人は食生活に乏しいって思ったんでしょうね。
でも
このカレーライス食事会を機に、私と学生たちはどんどん打ち解けていきました。

誰でもはじめの一歩があるんですよね。
最初は失敗だらけ、それでもその一歩を踏み出さなければ、何も始まらないのです。
最近、授業のやり方に悩んでいる新人の先生を見ていて、
ちょっと昔のことを思い出しました。

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