buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

日本語のゆくえ

2010年08月30日 | 授業
マンションの階下に住む声優の友人が「お茶」に来ました。
日本語教師を目指している、ということ。

これから教師養成講座に行くので、どこか適当なところを紹介してほしい
とのことでした。

日本語教師はね、なかなか厳しいよ~。
養成講座は420時間の講習が基本的。
半年から1年ほどかかります。
授業料は50万円前後。
日本語教師になるには大きな大きな自己投資です。

でも、哀しいかな、自己投資した費用はなかなか回収できないのが現状です。
日本語の需要が減っている、、そんなことも影響してきています。

日本語の需要、、、

今回、上海に行って、中国の勢いを改めて実感。
息子の留学先の大学。
留学生楼(宿舎)を続々と新築中です。
もう、学生が増えて増えて、友人の国際交流センターの主任に言わせれば
「うはうは」なのです。
今年は1500名の国費、私費留学生を受け入れるそうです。
すごいですね~
それだけ、中国に世界が注目し、中国語学習の需要が高まっているのです。

さて、一方で日本語はどうでしょうか、、、。
日本語は日本だけで使われている言語。
約1億3千万の人が話す言語です。
経済成長が上り坂のときは、たくさんの外国人が日本語を学習していましたが、、

言語の使用者が7000万人を切ると、国連の滅びゆく言語に指定されるそうです。

日本語の未来はいったいどこにあるのでしょうか、、、。
心配です。


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空気が読めない(K Y) 周りが見えない(M M)

2010年08月29日 | 旅のお話

ホテルで朝食を食べていたときのお話です。

私と息子が滞在したホテルは欧米人と中国人の旅行客の多いホテルで、
日本人はわずかでした。

何だか、後ろで騒いでいる人がいるな~、と思ったら、
日本人の中年の男性2人でした。
日本語と中国語と英語をめちゃくちゃに使って、
「我々は朝食のサービスカードを持っている。なのになぜ、請求書を持ってくるんだ!」
とかなんとか、ずーっと3、4人の中国人スタッフ集めて文句を言っていました、、、。
最後には「支配人を出せ!」
20分ほど、その泡を飛ばすような激しい言い方の文句に、閉口。
(↑ 確かに中国ではよく見かける光景ですが、、、)

ホテルのブッフェはとっても種類が多く、サービスも悪くありませんでした。
それだけに、その日本人の文句は残念です!
もうちょっと小さな声で話すとか、うまく話をまとめる交渉をするとか、
何かできなかったのかな~、、、。

彼らには周りの人々に配慮する気持ちが欠けていたようです。
食事がまずくなりました。


思わず息子に

「マナーが悪過ぎる。日本でも同じようにするのかな~、、、。」

と言ってしましました。

ふたりの日本人がさらに文句を言いながら、食事を終えて出て行くと
テーブルを片付けている中国人スタッフたちが意味ありげに笑いながら、
目くばせしていました。


「しょうもない人たち、、。」


こういうことって、どこの国の人、とかあまり関係ないとは思うのですが、
日本語がわかるだけに「ちょっと、ちょっと~」って感じでした。


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人と人との関係

2010年08月28日 | 青春時代

上海から戻りました。
朝9時半(時差があるので日本時間の10時半)の飛行機で羽田着が13時10分。
自宅着は14時。近いですね~。

さて
ここ数日、上海はお天気が不安定で、
どしゃ降りの雨や夕立で、日中、とても涼しかったです。
東京の方がずっと暑く感じました。

昨日は息子の留学する大学に一緒に行きました。
そこの国際交流センターには12、3年ぶりに会う友人のAさんがいるのです。
以前、仕事の合間に彼とハイアットホテルの87階のスカイバーでお酒を飲んだことがあります。
彼は次の日、彼女にプロポーズする!、ということで
どんなふうにプロポーズしたら効果的か、ふたりで相談したのです。

今考えると、本当に可笑しいですよね~!
でも、当時はとってもまじめに作戦を立てていたのです。

さて、彼は現在は主任に昇格。
交流センターの中心でばりばり働いていました。
なんと、彼の子どもは小学生になっているのだそうです。
プロポーズは大成功だったみたいです!

我が家の長男の留学も何かと力になってくれる、とのことで、
「あ~、よかった!」とほっとひと安心。
上海には友人が多いので、本当によかったです。

やはり中国では、人と人との関係がとっても大切。
あ、でもこれは中国だけじゃなく、世界中同じかもしれませんね。


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写真は長男の留学する大学の彼の部屋
ちょっと狭いところにふたり。
新築できれいです












小籠包のない上海なんて、、、

2010年08月26日 | 旅のお話

上海のホテルに泊まっています。
写真は42階の部屋から見た上海の風景。
郊外に向かって撮っていますが、高層ビルがずっと続いています。
もう、昔の上海とは違うんですね~、、、。

ずらりと並んだ高級車。
お金持ちの多い上海です。
でも、一方では貧富の差が一段と目立つようになりました。

お昼過ぎ、タクシーに乗って、上海の観光地豫園に行きました。
もう何十回とみた場所なので、豫園に入ることが目的ではなく、
その横にある南翔饅頭店の小籠包を食べに行ったのです。

行ってみるとすでに長蛇の列。
食べる場所によって値段が違います。
テイクアウトは16個入って30元。

2階と3階のテーブル席はその雰囲気(?)によって、席料が違います。
私たちが食べたのは1人15元の席料を払う場所。
お隣は外国人用(とはいうものの中国人ばかり)の1人30元の区画。
ちょっとテーブルや椅子が上品な感じがします。
ほんのちょっとですけど、、、。
小籠包は6個入って30元、味は外でも中でも同じです。








私たちも並んで待つこと20分。
やっと、上海を代表する点心を食べることができました。

上海に来たら、やっぱり南翔の小籠包を食べたいです。
食べないと、なんだか上海に来た感じがしないのです。

最後の写真は豫園から見た空。
これは80年代と変わらないん~、と思いました。











上海の夕飯

2010年08月25日 | 旅のお話

上海に到着しました。
大都市です。
以前よりもずっとずっと便利に感じます。
東京とあまり変わりません。

長男といっしょに来ましたが、昨日、上海到着と同時に長男は38度の熱を出しました。
中国に来るとよく熱が出る?
(北京に留学した時も1カ月で2回熱が出たのです)
とりあえずどうにかしなくちゃ、ということで
入ったばかりの留学保険を使って病院へ行くことになりました。

もちろん、病院は日本語が通じるところです。
お医者さんも看護婦さんもみな日本で勉強した人たちですから
日本語がペラペラ。
薬をもらって帰ってきました。
キャッシュレスです。
上海には日本人を対象にした病院やクリニックが10軒以上あるみたいです。

夜には長男は回復。
若いから薬が効くのも早いのでしょうか。

その後、近くのレストランで二人でご飯を食べました。
鶏肉の料理、野菜料理、小さな餃子、スープ、魚料理、チャーハンを食べて、
お茶を飲んで、1600円ぐらいでした。
ただ、量がとてつもなく多いので、もちろん食べきれませんでした。

写真はなんだか微妙にしお味がきいていておいしい野菜のいため物、
250円です。

さて、明日は買い物。
友人にも会います。
暑いのがちょっと憂鬱ですが、それでも楽しみな一日になりそうです。



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世界一の頑張り屋

2010年08月23日 | 旅のお話



明日から上海へ行きます。

上海から最近戻ってきた学生情報だと、
とんでもない暑さのようです。

今開催中の上海万博。
日本館、中国館、アメリカ館は大人気で
気温35度前後のところを5、6時間は待たないと入れない、ということでした。

35度で5、6時間待つなんて、尋常じゃありません。

昔、日本人は忍耐強い頑張り屋と言われていたけれど、
真のがんばり屋は上海の人たちかもしれませんね。


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上から見るか、平面から見るか

2010年08月23日 | 旅のお話
飛行機で日本の上を飛んでいると
「なんて山の多い国なんだろう!」って思う。

列車で旅をすると、
「平野が多い国」と感じる。

上から見るか、平面から見るか、、、
それで、ぐっと印象が変わる。

でも、日本は日本。
それは変わらない。

私を上から見ても、横から見ても
あまり変わりばえはしない。
だけど、私は私で、それでいい。


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風と向き合う

2010年08月22日 | 旅のお話
気持ち的には子どものことで、橋渡りのような毎日を過ごしています。
楽観的過ぎる息子ふたり
(ひとりは火曜日に上海留学に出発、もう一人は今月末大学入試)
に、ちょっとやきもきしている数日です。

「いいのかね~、、毎日ほんのちょっとだけの準備で。」

と言うと、

「いいんだよ!」と返ってきます。
フ~ン、じゃあ、まあ自分たちの責任でお願いしますね!


さて、次男の夏休みの宿題のレポートを見ていたら、とっても興味が出てきました。
JR山陰線の観光スポット「余部(あまるべ)橋梁」についてです。

この余部橋梁は100年ほど前、山陰線の京都方面と山陰出雲方面をつなげるための
最後の工事だったそうです。
実に100年の歴史のある鉄橋です! 
橋って100年も使えるのですね。

橋梁はトレッスル橋とよばれ、鉄骨を組み合わせたもので
三方を山に挟まれ、一方を海に面している難しい地形に建設されました。
一年中、海からは潮風、山からは突風が吹いてくる場所で
橋の維持は常に風との戦いだったそうです。

風速基準で毎秒25mを超えると、列車を停止させなければならず、
列車は運休、遅延を繰り返したそうですが、
24年前にとうとう鉄橋からの列車転落事故が起き、死傷者が出てしまいました。
原因は予期せぬ山からの突風に煽られた、ということです。
その後、風速制限を毎秒20mにして安全運行に努めることになりましたが、
その影響でさらに運休、遅延が増えたということです。
鉄道が止まれば、地方の経済や人々の通勤通学など、生活にも影響が出てきます。

もっと風に強い橋の架け替えを、という提案が実に40年も前から出されていたそうですが
行政はそれに取り組むも、財政面での工面がつかず、架け替えは実現しませんでした。
2007年に、やっと低コストで建設できる風に強いコンクリート橋を導入することになり、
先週、新しい橋への架け替えが終了、列車が新橋梁を行き来しはじめたのだそうです。

橋の架け替えには風と向き合う事とともに、
「お金」にも向き合わなければならなかったのですね。

風に強い橋の架け替え開通、ほんとうにすごいです。
昨日はじっくり余部鉄橋関係の資料を調べてしまいました。
実はこの余部鉄橋は鉄道ファンのみならず、山陰の観光スポットとして
ずっと注目されてきたそうです。
確かにすごくきれいな場所です。
来年当たり、ぜひぜひ行ってみたいな~と思いました。

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写真は余部鉄橋
http://kobe-mari.maxs.jp/kami/amarube_data.htm










せっかちな日本人

2010年08月20日 | おもちゃ箱


日本人のせっかちは世界中で有名のようですが、、、
楽天的な私でも、中国の友人から言わせると「超せっかち!」に見えるようです。

来週から上海へ行きますが、
この航空券を予約したのが、なんと5月。
5月に上海の友人に『8月◎◎日×時×分に着くから、、、』と連絡したけど
『え~、いったいいつの話~? 早過ぎるよ~』と
呆れられました。

1ヶ月ほど前、ホテルの予約を完了させて
蘇州に住む元学生に連絡しましたが、
「会いにいくよ~」と返事が来たまま、
いっこうにその後のメールはなし。
ちょっと心配ですが、
『行く』と言えば『絶対に行く』から焦らないで。と
言われそうです。
(↑実際に今までそう言われてきたので)

久しぶりの上海です。
私にとっては30代、行ったり来たりして
思い出をいっぱい作った場所なのです。

そんな懐かしい上海に息子が留学します。

彼は私にも増して楽観的なお気楽人間。
上海に行ったらますます『お気楽』に拍車がかかりそうです。


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写真は鎌倉鶴岡八幡宮の本殿前にかけた長男の絵馬。

『上海で楽しく過ごせますように、、、』って
あのさ~、、、
留学に行くんじゃなかったんですか~?








ちょっと気持ちが楽になる

2010年08月19日 | 授業
翻訳はおもしろい。

ちょっと変わっている人、変な人、、というのは『個性的』あるいは『ユニーク』な人












失敗、、、は『多彩な経験』














自己中心的(じこちゅう)な人、、、は「こだわりのある人」
















めちゃくちゃは、、、『斬新」















無謀、、、は「未知へのチャレンジ」
















自己満足、、、は『オリジナリティー』がある















こんなふうにことばを置き換えてみれば、みんなちょっと気持ちが楽になる。



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花の名

2010年08月18日 | 本・映画・音楽・美術のページ

今日は久しぶりに学校に出かけました。
行って驚いたのは、学校が大改装中だった!ってことです。
探し物をし、コピーをとり、早々に退散しました。

その後、友人に会って、最近の悩み事を相談。

優柔不断な私、
自分で迷っている事は人に語り、
語りながら自分の気持ちを整理するっていう方法で解決していくのですが、
友だちたちにはその度に迷惑をかけてしまっています。

今日は弁護士さんと会いました。
私の元の上司ですが、仕事を離れてからはいい友だちになりました。

でも、人が何と言おうと最後に決めるのは自分。
今、その最後の決断に向かって進んでいます。


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音楽に励まされることって、本当によくあります。
今日はこの歌にちょっぴり傾倒!

If you are a flower







陽,いずる国 陽、沈む国

2010年08月15日 | 歴史の中の1ページ



シルクロードの調査隊に加わった時の写真です。

三蔵法師(玄奘)が旅した道をたどる、というものでした。
『西遊記』で有名な三蔵法師、実在の人です。
玄奘三蔵とも呼ばれていましたが、この人、今でいえば国際交流の達人だと言えるでしょう。

唐の時代
西域(シルクロード)ではたくさんの国が興っては滅びて行きました。

玄奘はこのとき、30数カ国を旅をしてインドに向かいます。
もちろん国によって言語が異なりますが、
ことばがよく通じなくても、多くの国で大歓迎されました。
玄奘に留まってほしくて、出発を妨げようと画策した王もいたほどです。

玄奘の人柄、コミュニケーション能力は抜きん出ていたのでしょう。

3週間ほどの調査に同行して、学者やその助手,現地スタッフの話を聞いているうちに
私は玄奘が大好きになりました。
本当に魅力的な人です。

シルクロードは隊商がたどった道ですが、実は『仏の来た道』でもあります。
玄奘はインドから仏典を持ち帰りましたが、他にもたくさんの修業僧がシルクロードを
通りました。
数えきれないほどの仏教の遺跡,石窟が今でも残っています。

例えば、敦煌の遺跡などもすごく有名ですよね。


あ~、もう一度行ってみたいな~。

実は現代でもシルクロードの旅は過酷な旅です。
40代の時には体力も気力もあったのですが、
今は、どうでしょうね~、、、、。

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沈黙の期間(silent period)

2010年08月14日 | 青春時代
レポートを整理していますが、
20年以上前に書いたものが見つかりました。

当時、私はアラサー(?)世代。
日本語教育をはじめ、語学には今以上に(?)関心のあった時代です。

友人の紹介で,当時東京都品川区の品川埠頭にあった国際救援センターで仕事をしました。
救援センターは法務省、文部省、外務省の管轄。
日本にボートでやってきたベトナム難民が収容され、3ヶ月ほど日本語を勉強するのです。
私の家からは自転車で20分強。
新幹線の停車場のもっと奥の、ほとんどコンテナを運ぶ大型トラックしか来ない
品川埠頭にセンターはありました。
隔離されていた、と言ってもいいほどの陸の孤島です。

そこでは『TPR』(Total Physical Response Approach)
という教授法を採用していました。

TPRは言語以外の要素にも目を向けながら、人を育てていく考え方に基づいています。
1960年代にアメリカの心理学者(→言語学者ではない!)
James J. Asherが提唱た言語習得法です。 
幼児は話す力を習得する前に、膨大な時間を『聴く』ことに費やします。
そして、動作と結びつけながら言葉を身につけていきます。
Asherはこのような幼児の言語習得のプロセスに注目し、
そこから外国語を習得させようとしたのです。
つまり
口頭での練習に入る前に、まずは聴解練習を中心に行い、
言語と身体動作を結び付けていくというやりかたです。

センターで学ぶベトナム人たちは、大学で教育を受け英語もぺらぺら、という人から
学校で勉強したこともほとんどない、という人まで、
年齢もまさに老若男女がごっちゃ、という感じでした。
ひとクラスは25名。
でも、一番人が多いとき、私は50名のクラスをこのTPRで教えました。

「~してください,という指示」

TPRは教師が日本語で指示を出し、学習者はその言葉を聞いて身体で表現します。
たとえば、「立ってください』と指示を出します。

「たってください」の日本語を初めて聞くベトナム人たち。
最初は何が何だかわからないのですが、そのうち、勘のいい人が
気がついて立ち上がります。

嘘のようですが、何回やっても、誰かが気がつくのです。

立ち上がった人に向かって、にこにこして「はい、そうです、そうです」
と反応してあげます。
すると、他のメンバーも「立ってください』の意味がわかり、
次にその日本語で指示を出せば、ほとんどの人が
(周りの人を見ながらでも)立ち上がるようになります。
これを繰り返し何回も行います。

この応用で、『歩いてください』「とまってください」『跳んでください』
形容詞と組み合わせ
『高く跳んでください』『早く歩いてください』など、
いろいろな指示に学習者が反応するようになります。


「はい、今から私が10数える間に、AさんはBさんに教科書を読ませてください.』
なんて、使役形の入った複雑な指示にも(マジックのようですが)
従うことができるようになります。

↑でも、これは教師自身のトレーニングが少々必要となりますが、、、。

私も実際に韓国語のTPRの授業を受けたことがあります。
最初は『どうしよう~、、自分だけわからなかったら』なんて心配ですが、
誰かの反応を見て、先生が嬉しそうにしていたら、それが正解なのです。
だから自分が鈍感でも大丈夫。
次からはよ~く『聴いて』その指示に従えばいいわけです。
ちょっと安心、恥もかかないし、、、。


沈黙の期間

TPRでは、幼児が言語を習得する際、口から言葉が自発的に出てくる前のプロセスとして、
「沈黙の期間」があると考えているようです。
TPRの学習法は、教師の指示通りに身体を動かすことが基本で、
強制的に発話させる、話させる、ということはありません。
黙って、聴いて、聞いて,聞いて、いるうちに
ちょっと楽観的に思えますが、いつか自発的に話すことができるようになると考えられています。


学習の転移

TPRでは、聴解力がいずれ他の技能に転移していくと考えられています。
教師の指示通りに体を動かせるということは、聴解力が形成されていると考えらているのです。


学校の授業で学習者同士がディスカッションする時
ずっと黙って発言しない人がいます。
でも、かれらは怠けていたり、発言したくないのではありません。

発言したり、表現したりというのは、さまざまな情報や経験を自分の中に取り込んでいるうちに、
自然に身につく部分が大きいと思います。
私自身も専門ではない分野のミーティングで、すぐに発言したりすることは(恐くて)できません。
情報が理解できるまで、またはよっぽどの疑問がわいてくるまで、慎重に黙って聴いています。

だれでもが、沈黙の期間に自分の考えを熟成させているのかもしれません。


品川の国際救援センターは2年前、その役目を大方終えたということで、閉鎖されました。
このセンターを通して第3国へ出たベトナム人は日本に定住したベトナム人より多かったそうです。
その理由のひとつは『日本語の難しさ』(←やっぱり!)だということです。

センターで私自身が学んだ『TPR』の教えかたは、SEGや体験学習を経て
その後の私の教師人生に大きな影響を与えたように思います。
いい経験を品川のセンターで積ませてもらったと、振り返って感謝!


たまには、昔のレポートなどを整理してみるのも悪くありませんね。


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写真は白神山地のブナの木
聴診器をブナの木に当て、よ~く聴いていると『水の流れる音』が伝わってきます。








銀の雨

2010年08月13日 | 青春時代


レポートをまとめています。
外も暑いし、とにかくやるべきことはやってしまいましょう!

机の上にはマシュマロ、バターピーナッツなど、私の好きなお菓子。
マグカップにコーヒーをなみなみと注ぎ、
そして、音楽は,,今日は『松山千春』です。

あ~、快適!  こりゃ、絶対に太るパターンです。

最近、選挙応援に行ったり、結婚式で歌ったりと忙しいようですが、
今の千春さんより、やはり80年代の千春さんがいいですよね。

髪も長髪で、、、かっこいい!
最近は年輪を重ねたのでしょうか、感情を込め、しっかりためて歌っていますね。
3分の曲が5分になったり。
でも,若いときののびのびとした歌声がやっぱり好きです。
そうそう当時は『ニューミュージック』っていうジャンルだったんですよ。

あらら、外は雨、、。
『銀の雨』でも聴いて、一緒にくちずさみましょうか、、、。



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