Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

NYラテンの神様が50年を50曲で。

2005-11-11 21:54:15 | Latin American Music
ティト・プエンテ(Tito Puente)
「50 Years Of Swing」

要するにベスト盤です。
が、巨匠のベスト盤ですので、どうやってマトメルんだよぉ、でしょう。(よくマトメましたねぇ。編者のヒト。)
例えば、「ベスト・オブ・マイルズ・デイヴィス」なんて、作ろうと思ったら絶対一枚のCDには収まらないじゃないですか。膨大過ぎる名演・名曲だから。
それと、同じ事デス。

ハイ。
そういうコトで、CD3枚組デス。要するに、ティト・プエンテという人は、そう言うレベルの作品を生み続けたヒトってコトです。(当然レーベルの枠は超えました)

このアルバムのライナーには、プエンテ御大の50年間の活動に関する著名ミュージシャンからの賛辞が、寄せられていてるんですが、例えば、ジェームス・ブラウン(James Brown)のコメントもある訳です。
ティト・プエンテというヒトはそう言うレベルにあるヒトでして、要するにJBやエリントンやビートルズみたいなレベルってコトです。

本当に巨星なんですってば。

トレンド・セッターでは無かったと思います。
しかし、ソングライター、アレンジャー、バンドリーダーとしては、最高の巨匠であり、そして、プレイヤーとしては、20世紀の全ての音楽を通じても、恐らく最高峰のプレイヤーですね。

全てのリズム・セクション・プレイヤー(打楽器プレイヤーに限らず)にとって、プエンテは必聴必須でアリマス。そして、リズム・セクション・プレイヤーでなくても、ポップ・ミュージックを極めたいなら、絶対に外せないアーティストがティト・プエンテでアリマス。

50年分を、CDたった3枚とコンパクトにまとめた、このベスト盤。
どう考えてもお徳用パックです。
単品で120枚程のアルバムを集めるという根性のある方以外は、ここらからご入門クダサイ。

(コレにて、プエンテ強化運動は一時終了致します。プエンテを代表するアノ名盤の紹介は、またの機会にヤります。もう一枚のマスターピース「Dance Mania」については、一度書きましたが、まだまだ書きます。きっと。)

ヂャっ。
コメント (2)
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NYラテン界の代表取締役が行ってらっしゃい。

2005-11-11 07:49:24 | Latin American Music
ティト・プエンテ(Tito Puente)
「Vaya Puente」(1962)

60年代モノです。
60年代のティト御大は、レコード会社の意向もあり、色々なサウンドに挑戦しますが(ボサとか)、やはり、こういうマンボ系のストレートなラテン・アルバムが最高じゃないっスかねぇ。

タイトルの「Vaya」は英語でいうと「Go」です。
ちなみに、「Puente」は「橋」ですから、「それ行け!橋クン!」というタイトルですね。「潮来笠」は歌いませんが。

ま、タイトル通り行けと言われたら行きますよ。
ラテンの躍動と、エレガンスと、両方が楽しめる。アフロ色もきちんとアル。
もちろん名盤でゴザイマス。

御大のティンバレス・ソロは、その名もズバリ「Timbalero」という曲で堪能して下さい。このソロも、また国宝級。緩急、高低、ウラオモテ、3連。見事なダイナミクスの付け方。まさに最高のソロ。
ホント、このヒトにプレイヤーとしてのスランプは無いのか?

他の曲も、ツブ揃い。
最後を飾る「Mambo Gil」なんて、まさに粋で楽しいマンボの見本品。
もちろん、アルバム通してホーンのアンサンブルもバッチリでゴザイマス。
実に隙の無いアルバムであります。

そうと決まれば、聴くんでアリマス。このアルバム。
それではヨロシク。

ぢゃッ。
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