ソウルの国のアリス。

アリス・クラーク（Alice Clark）
「Alice Clark」（1970？）

リリースからおよそ35年経っていますが、アタラシイ名盤です。
10年前なら、知るヒトゾ知る人ゾ知るも～ん。だったんでしょうねぇ。
まぁ、フリー・ソウルの動きがあって、そんで復刻して有名になったという事のようです。ワタシも例に漏れず、その流れの中で、コレ、知りました。

えぇ、これはですねぇ。
聴かないとダメですよ。

一言でいうと「最高」です。
二言でいうと「とても最高」です。
三言でいうと「とてもとても最高」です。

そういう事です。

アリス・クラークはどういうヒトなのか、良く知りません。
コレ以外のアルバム、聴いたコトありません。（第一、手に入るのか？）

でも、とにかく、これは、高揚しますよ。
ちょっと中性的な女性ヴォーカル。（一聴すると少年ボーカルかって思うような声）
ツヤがあって少しハスキーさもあって、張りがある。
素晴らしいです。

サウンドは、ドラムとベースが分かりやすさを失わず適度なシンコペを織り交ぜつつタマラ～ン！！！そんで柔らかくオルガンがタマラ～ン！！！　さらにホーンの響きがシンプルなヴォイシングながら、これまたグッと来てタマラ～ン！！！その上、ギターのトーンもまた微妙な甘みがタマラ～ン！！！

曲自体も、いくつかは、ボビー・ヘブ（あの「Sunny」のBobby Hebbッスよ！！！）が書いていたりして、ソレ以外も含め、冗談ヌキでポップでソウルでホントに本当にもうタマラ～ン！！！

しかし、それにしても本当に素晴らしいボーカル。
迸るんだけど、崩れない。
凄いよ、このソウルの国のアリスは。

五つ星のスーパー悶絶級名盤です。