クルセイダース(Crusaders)
「1」(1971)
70年代のクルセイダースは、誰がなんと言おうと無敵でアリマス。
というハナシを展開してもイイんですけど、今日は、またしても「この一曲がスゲェ!」という記事にシマス。(楽だから・・・。)
では、改めまして・・・。
この曲がスゲッっ!!!
「So Far Away」だっっッ!!!
ご存知、キャロル・キング(Carole King)による無敵艦隊級の名曲ですが、何と、あの太っトイ、イカつい、テキサス・ファンク・ジャズ・フュージョン・バンドの、あのクルセイダースがカヴァーしてます。
これは誰がなんと言おうと、名カヴァーです。
どんな仕上がりかと言うと、先ほどの形容に「メロウ」というコトバを付け足して「メロウ・テキサス・ファンク・ジャズ・フュージョン」と言っておきましょう。
「イカついオトコ達の、芯の太い優しさ」みたいなサウンドになってます。
あぁ、美しい黄昏が見えますワ。
(またしても、サウンドをコトバで表すには、意味不明な形容をしてしまった・・・)
そう言えば、原曲というか詞は、遠くに去ってしまった恋人のコトを歌っているんだと記憶していますが、コチラのヴァージョンは、遠くから帰ってくるような、そんな音に聴こえる。(モチロン、インストですから、勝手な印象ですが)
サウンドを少し具体的に言うと、エレピが空気の柔らかさを醸し出し、ベースが、これまた柔らかなバウンド感を演出し、例によってスティックス・フーパーのドラムがドコドコドコドコとダイナミックに盛り上げ、そんで、テナーとトロンボーンが、美しメロディを大らかで芯の太いサウンドで奏でるって具合です。どうですか。
何と12分を超える長尺演奏ながら、ホント、これ聴くたび、終わらんでくれぇ~、と思ってしまいます。
あぁ、鳥肌。
ぢゃっ。