ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

蜷川実花。

2006年12月11日 | blog

蜷川実花。
うそです。

って何度か書いたことあるような気がしますけど、
これはホントに蜷川実花。です。

恵比寿の写真美術館の売店にて購入。

表面が洗濯板のレンズになっていて、
目線を変えるとぱらぱらとうごきます。

金魚、です。

トイレのドアに貼ろうとおもったら、
妻に「きもちわるい」と却下。

色合いとか質感がいいな、とおもって買ったんですが、
たしかに、よく見るときもちわるい。
トイレに座ってじっと見ていたら、
なんだか寒気がしそうです。

裏がシールになってるんです。

薄型LED信号機を見る会。

2006年12月10日 | blog

秋田道夫さんデザインの、「信号機を見る会」に行ってきました。
毎度おなじみ流浪の番組、タモリ倶楽部てござーあすけども。

もしやと思いましたが、秋田さん御本人登場。
フットワーク、軽いなぁ。

何もない交差点で、信号の写真を撮りまくる、怪しい男女6人。
アパートの窓からじっと様子を伺う、おばちゃんの視線が痛い。

それで、信号機ですが。

さいしょの印象は、「わ、ぴかぴか」。

支柱まわりが、亜鉛メッキでぴかぴかなのです。
そして、灯器本体の塗装もぴかぴか。

信号機って、つや消しのイメージ。
いや、やがて艶は消えてゆくのでしょう。

旧来のものは、信号「器」のボリュームが、ぽっくりとあるので、
信号機、と、柱。というイメージですが、
この薄型くんは、軽い構成要素のなかから、
光のサインが、「くわっ」と飛び出している。

信号って、究極的には、
「光のサインだけ」になってゆくのだとおもいます。
その領域に、一歩近づいた、という印象。

そのぶん、ハードウエアとしては、
支柱やワイアーや配線などの、
「構成要素」に近づいたかんじ。

細部では、歩行者用の表示部分の表面が、
四角く精密なレンズのような見え方で、きれいでした。
これは真下から見上げないと、みえません。

強風のときの「鳴き」なんかは、考慮されているのかな。
要素が軽く、薄く細くなってゆくと、
「ヒュー」と鳴いたりしそうです。

それにしても、瞬間的に和む、
あの場の雰囲気は不思議なものです。

再見。

SANYO、TEL-DH3。

2006年12月09日 | blog

イエデン購入。

MUJIグルチッチ電話の問題点、
・留守電ない
・移動できない
・なぜかすごく声が遠い

といったところをクリアすべく。

電気屋でさんざん迷い、
これをみつけました。

親機にあたるのが、インターネットのモデムくらいの、アンテナつきの箱。
電話は子機だけです。
箱に電話線を刺して、隠しておけば、
子機はコンセントだけで、どこでも置けます。
いい企画ですね。

嫌味なく、すっとしたシルエットで、もちやすい。
適当に主張が薄いのが、好感がもてます。

「顔」はやや「ごちゃ」と見えますが、
これはすごく「気持ちがわかる」。

リモコンをいくつかデザインした経験から言いますと、

・ボタンのサイズをしっかり取って
・ボタンの出っ張りをしっかり出して
・文字を読みやすく、大きく書く

ということをやっていくと、
不思議と、なんとなく同じような雰囲気になります。
使いやすいけど、ごちゃっとして、ややゴツい。

ここで、

・ボタンのサイズをちいさめにして
・ボタンを本体とフラットにして
・文字をちいさく、あるいは薄い色で書く

とかすると、全体的にすっきりした印象になります。
でも、ちょっとずつ、使いにくくなります。

鳥取三洋製なので、もしかして柴田文江デザイン?
かとおもいましたが、不明です。

デジタルコードレスだったり、電池がニッケル水素だったり。
進化してますね。

muPassという機能?規格?に対応していて、
専用の着メロをケータイでダウンロードして、
専用アプリで電話器にインストールできます。通信は赤外線。

ケータイみたいに、着メロダウンロードできるってことです。
着信音が気に入らないことってありますからね。
これはいいかも。

「24」の電話の音にしようとおもったら、ありませんでした。
レッチリとか入れてみたら、スーパーの食品売り場みたいでへなちょこです。

アンダーワールドのボーン・スリッピーにおちつきました。


プラスマイナスゼロ、ホットカーペット。

2006年12月07日 | blog

いつのまにか値段が7350円とかになっていて。
これ、もっと高かったですよね?

買う前からいろいろ問題は散見されていたんですが、
それはともかく、一畳サイズで7350円は、
平均と比しても安いのでゲット。

標準よりも安いデザイン家電!
ああ、いろんなことが起こります。

さて、買う前にわかっていた問題は以下。

・暖かそうに見えない。
・洗えない。
・パイロットランプが真横からしか見えない。消し忘れの不安あり。
・内蔵された、コントローラまわりが固い。

もしかして畳めないのでは?とおもったのは、取り越し苦労でした。
厚みが15ミリ!ほどあるんですが、パッケージは畳まれてました。
だいじょうぶです。

フローリングのわが家では、床にごろごろするという習慣がなかったんですが、
たまにごろごろしてみるのはいいもんです。
畳よりちょっと柔らかい。
そして、ひとりでごろっとするにはいいサイズです。
床が暖かいっていうのはいいですねー。

プラスマイナスゼロの店頭見本では、
表面が「毛玉大王」になっていて、やや不安。
これも毛玉だらけになるのかな。

暖かそうに見えないのは、たしかに。
でも暖かくなりますから。

洗えないのは、どうしましょうかね。
汚さないように気をつけて。

消し忘れは注意が必要です。
角度によっては、電源ランプがまったく見えない。

コントローラまわりが「固い」のは…そんなに気になりません。

問題は…

買ったその日に、妻がカーペットのエッジにつまづきました。
それも、一日に二回。
厚みが15ミリもありますからねー。

もしかしたら、使い込む前にヤフオクに出るかもしれません。
あはは。

無印良品、木のお椀。

2006年12月06日 | blog

趣味:無印良品を集めること。
…何か?

一人暮らしのワリに、過剰に食器持ちだったわたしと、
一人暮らしのワリに、過剰に食器持ちだった妻とが結婚して、
二人暮らしのワリに、過剰に食器持ちな家となり。

何はなくてもとりあえず、
食器だけはもうこれ以上増やすまい、
と誓ったのです。

とはいえ、暮らしが変われば、食器も変わる。

よく使う食器が、やや大振りのメラミンのカップ。
でもメラミンってちょっと苦手で、
どうしようかなぁとおもっていたときに、
出会ったのがこのお椀。

大振りで、底が深く、つるりと丸いフォルムの愛嬌。
高台(こうだい)の立ち上がりのアールがキュート。
で、禁を破って購入してしまいました。

ついたくさん作りすぎてしまう、
具だくさんの味噌汁にベスト。
サイズ的にぴったりです。

でも、難点がふたつ。

たしか栗の木だとおもうのですが、
匂いがきつくて、なかなか抜けない。
ヒノキとかのいい香りではなく、
料理を邪魔する匂いなので、ちょっと気になります。
数ヶ月使って、さいきんようやく、匂いが抜けてきました。

もうひとつは、ややマットなウレタン塗装のせいか、
持ったときにやや「するっ」と滑りやすい。
ざらざらでもつるつるでもない、半ツヤの「するする」の手触りが、
じつはかなり、滑りやすいのです。

カタチはいいです。
サイズ的な使い勝手もいい。

素材と仕上げに、やや難ありかな。
でも、しょっちゅう使ってます。