ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

SUPER NORMAL 2006。

2006年12月31日 | blog

今年もいろいろありましたけれど、
インハウスデザイナーとしては、
「スーパーノーマル」に尽きるなぁ。
と、おもうわけです。

年に2回のボーナス時期にあわせて、
年に2回のモデルチェンジをくり返す、
インハウスのデザイン環境にあって、
「スーパーノーマル」も
「アノニマスデザイン」も、ないのです。

差別化のための差別化に、モノの本質なんて、ないのです。

無印良品が「ノーブランド」という「ブランド」で、
「ふつう」を「差別化」に展開することを、
指をくわえて見るしかない。

「ふつうじゃないもの」があるから、「ふつう」が光る。

「デザイン家電」が、
自分たちがやれなかったことを体現するものとして、
どうかデザインの価値をビジネスにつなげてくれ。
と、応援するしかない。

そんな過程を、どうにか乗り越えて、
最終的にわたしの結論は。

「結局、じぶんの仕事のレベルを上げるしかないなー」
ということです。

「スーパーノーマル」にはない時代性を超え、
「アノニマスデザイン」にはない個性を超え、
「デザイン家電」にはない、コスト意識と使い勝手を超える。

そんなことは、できないとおもっていました。

まぁでも、やるだけやってみようかなぁ。
と、思えるようになったのです。

もう始めていますが、
まずは来年発売の商品でやってみます。
インハウスだからこそ、できることがあります。

そして、続けてゆきます。
どこまでできるかは、わかりませんけどね。