ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

TANITA、デジタルスケールBL-100。

2008年10月26日 | blog

けっきょく、レンタルしてしまいました。
4500円/月。

日々の体重というよりは、「母乳」がどのくらい出ているかを知りたくて。
これはー、よくできてますわ。

電源ONと、ミルクボタンしかない。

まず電源ですが、そのまま赤ちゃんを載せるのは痛そうなので、タオルなんかを敷きますね。その状態でONすると、そのぶん補正されて「0」になります。おおー。(※)

そしてミルクボタン。
赤ちゃんを載せて計って、ミルクボタンを押すとメモリされます。
授乳して、もういちど載せて、ミルクボタンを押すと、飲んだ分を計算して表示します。
引き算しなくていいんです。おおー。かしこいのう。

育児をしていると、昼も夜もないので、ぼうっとしてふらふらでへろへろで、まぁ可愛いからツラくはないんですけど、眠くて半笑いでモノ落としたり操作を間違えたりで、ややこしいことは一切できない。だからほんとうに、何か操作するものがあったらそれはできるだけ簡単にしてほしい。まじで。だってふつうの状態じゃないんだもの。引き算すら無理っていうか辛いっていうか間違えてワケわかんなくなる自信ありです。

デザインもこのうえなくすっきりしていて、およそ育児グッズとおもえないほど「美しい」。
よくぞこのデザインでGOを出す良識があったとおもう。並の企画者だったら、シンプルすぎて不安になってビビるところ。

薄型にひらべったく設計されているので、赤ちゃんを載せるのがコワくなく、
けっこう大きいですが、薄べったいのでベビーベッドの下にさっと収納できます。

す、すごい…。完璧だ。

そしてこれが、レンタルというのがまたナイスすぎます。
だって、ちょっと大きくなったら、絶対いらないもん。

いやいや、ひさびさに、サービス含めて完璧さんに出会ってしまいました。
企画・デザイン・設計・販売、パーフェクト。脱帽でシャッポをぬぐ私です。シャッポってなんですか。


(※と感動してたら、「…キッチンスケールとおなじだけど?」と妻。え、そうなの?「0補正」ボタンを押すんじゃないの?押さなくてもできるの?ああそう。なんだそうか。知らなんだ。)