ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

Apple Remote。

2008年07月19日 | blog

うっぎゃー。





操作したときにMac上に「電池がすくないよ!」というマークが出るのもびっくりですが(だって赤外線リモコンの電池のヨワさを「本体側」で判定して警告を出すんですよ。どんな仕組み?)それではと電池交換しようとして、ところでどうやって電池交換するんだっけ。で「apple remote 電池交換」でググってイッパツでAppleサポートページに飛ぶ!のもさることながら、マニアルに言われたとおりにデンチ蓋をあけてみたらびっくり!

穴もトレイも、完璧にデザインされている!

「電池交換するフタあけた中身」なんて、デザインしないしできないしさせてもらえないし優先順位低いの扱いですよ、フツー。

でも、冷静にかんがえてみると、デンチ蓋の中身は、かならずユーザーが接するところだし、そして使いかたの説明、電池の向きやプラスマイナスなど、さまざまなインストラクションが絶対に必要な部分ではありませんか。ありますね。そうでしょう。

そういうところ手を抜いちゃいかんのだなぁ。と、あらためておもいましたよ。
たとえメッタに見えないところでも、でも必ずお客さんが触れるところって、あらゆるプロダクトのなかで、いろいろありますよ。見て見ぬふりをしているだけで!

グッドデザイン賞の評価者のひとは、こういうところも見てほしいですね。

誰も見ないようなシーンにも手を抜かない、という意味では、GUIデザインにも、そういう工夫があるのですが、そんなところは見ないんでしょうね。見ないっつうか、そもそも見れなかったりするし。