ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

AED/自動体外式除細動器。

2007年01月27日 | blog

カイシャの防災訓練で、ひととおりの説明は聞いたのですが、
いつも使っている、私鉄の駅にもありました。

そういえば、歌舞伎座にもあったな。
ご贔屓さんは、高齢が多いから…??

これは、わたしが説明を聞いたのとは違うタイプみたいですが、
正直言って、「いざ」実際に使うのは、相当難しいだろうなぁ。
気になる人は、使用方法などを検索してみてください。

消防署の人のデモをみた限りは、
ガイド音声がものすごくゆっくりで違和感。でした。
「ER」の見過ぎかな。
もっと速く次の指示を!と、おもってしまう。

「これさえあれば心停止の急患を救える」…という印象がありますが、
実際は心臓マッサージと人工呼吸、
そしてそれらが必要かどうかを判断するスキルが必要になります。

緊急時に、間違わず手順を踏めるように、
ボタンの色や手順のピクトグラムなどは、
慎重にデザインされているようです。

けれど、「使用時の導線」が、デザインされているかどうかが、よくわかりません。
たとえばこの消化器は、
非常時に「わしっ」と掴んでそのまま「ダッシュ!」する姿が、容易に想像できます。

特殊な極限状況で、確実に使うためのデザイン。
なかなか難しそうです。