ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

新春大歌舞伎。

2007年01月13日 | blog

カブいてきました。
カブいてたのはわたしじゃないですが。

ほんとにね。一期一会の総合芸術だとおもうわけです。歌舞伎。
徹底して修練した、身体性とビジュアルとサウンドで紡がれる物語。

オペラとかバレエとか京劇とか?
日本のものとしては、ほかにあまりないとおもう。

以前、
「歌舞伎は様式化することで想像力の入る余地が」
とか書いたけれど、
そういうことでもないかな、とおもいました。今回。

様式化されたキャラクターと物語を、そのまま受け入れている。
けっこう泣いてたりするからね、お客さん。

様式化することが、見る人の多様性を受け入れて、
感情移入がしやすい ってことかな??

そういうのってマンガとかアニメ文化に通じてませんか?関係ない??

仮面ライダーが、ずばっとポーズをとって、
シャキーン!と効果音入るのは、歌舞伎の「見栄」だよね。

歌舞伎を知らないコドモでもグッと来るんだから、
なにか本能的なものかしら。

宝塚との類似性も気になるなぁ。
どっちも「女性ファンが多い」ところとか。

このへんのところは、考え続けてると、
なんか「ぽこっ」と見えてきそうな気がします。