発展しない支援と発展する支援

同じ支援の質でも、

「ほどほどで良い支援」でのその支援の状態と、

「今できる最善の支援」でのその支援の状態とでは、

大きく違います。

「ほどほどで良い支援」は支援が衰退していきます。

「今できる最善の支援」の連続は支援が発展していきます。


「フレームワークを活用した自閉症支援」は、「今できる最善の支援」には役に立ちますが、「ほどほで良い支援」の支援者には「難しい」「大変」としか感じれないみたいです。

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「点支援」でもOKをサポートする自閉症支援フレームワーク

先日あるコンサル先でディスカッションした内容です。やや抽象的な話です。

私もよく「点の支援じゃだめよ。線や面にしないと」っていいます。

しかし『フレームワークを活用した自閉症支援』のプロセスは、線や面にしていく支援を目指しながらも、点の支援からはじめることを推奨しています。

多くの自閉症を支援する方は、なかなか線や面の支援ができません。

また、線や面を意識した支援を行うには、相当なトレーニング、スキルアップが必要になります。

しかし『フレームワークを活用した自閉症支援』のプロセスは、今わかる点を続けながら、線や面のアセスメントを整理し、線や面の支援計画にしていくことを目指します。

『フレームワークを活用した自閉症支援』の実践は難しい、なかなか大変という方は、最初から『フレームワークを活用した自閉症支援』を使って線や面の計画にしようとします。しかし、それでは難しいです。

時間はとてもかかりますが、１つ１つできるアセスメントを丁寧に繰り返し、何回も何回も書きくわえながら線にした計画、面にした計画をつくり、さらに様々な支援で応用することを目指すことをお勧めします。


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継続的支援の中の３つのイメージ

保育所等へ自閉症支援のコンサルテーションに行った時に、継続的な支援プロセスのイメージを持っていただきたい時があります。

その時に解説しているのが３つの支援のイメージです。今回はそれを紹介します。


●本人が活動や終わりをイメージしやすい手だて等の事前の準備

個別化した見通しを持たせるための日課や活動の指示、活動の終わりを示す


●実際の場面での支援

新しい活動やまだ自立していない活動のサポートが必要になります。

また、どんなに準備をしても想定外のことはおこります。修正さたり、次に移行したり、そのときにできる最善策をとります。

どちらにしても、事前に支援イメージを作っておくことが必要です。


● 次の活動の機会に備える

活動が終わりは次の活動のはじまりでもあります。

その時にうまくいかなかった部分を想定内にして次の同じ機会に備えます。


これを日々繰り返して、支援を一貫した形に整理していきます。

『フレームワークを活用した自閉症支援』では、事前の準備と再調整をサポートするシートがあります。例えば行事や外出活動の継続的支援をサポートする『行動支援シート』があります。

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息子に作ったタスクの分析／視覚的構造化

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Georgiaのおまけ全８種そろいました。

息子のためにGeorgia飲み続けました。

結構大変でした。



できるだけ自立的にするにはちょっと難しい・・・

夫婦共同作業で一体型のタスクにしてみました。



【目的】

自分ではじめて、自分で終わる、片付ける

【設定】

ゼンマイはこちらで巻いて、スタート台で固定しておく。


【視覚的指示】

サーキットコースとレーシングカーそのもの。

終わったらスタート台を戻す指示（具体物）

レーシングカーを走らせたら、元にもどして片付ける写真の指示


【視覚的整理統合】

一体型になっている

レーシングカーは、１つ１つ分けて入っている

サーキットコースは固定されている


【視覚的明瞭化】

レーシングカーを入れる場所が白

サーキットコースを底上げして、注目させている

スタート台の指示が立てて指示されている



さて本番、やや手先の問題はサポートして教えましたが、後は自分で開始して、繰り返して、１回１回終わって片付けてることができました。


『フレームワークを活用した自閉症支援』では、視覚的構造化の支援を整理する自立課題シート、タスク計画シートが解説付きで掲載しています。視覚的構造化についての解説も掲載しています。


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『フレームワークを活用した自閉症支援』を１０倍活用する！（随時更新）

このページ（このカテゴリー）は『フレームワークを活用した自閉症支援』を１０倍（？）活用するヒント・情報を掲載します。


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『フレームワークを活用した自閉症支援』の活用について（基本）

●こんな皆さんに『フレームワークを活用した自閉症支援』
　【自閉症の幅広い支援者の皆さんへ】
　【コンサルタントの皆さんへ】
　【支援計画、支援ミーティングの補助資料として】

●ワークブックの役割
【スタートし継続するワークブック】
　【セットアップを支えるワークブック】
　【インフォーマルアセスメントを支えるワークブック】
　【協働のためのワークシート】


写真１：スタートセッションの設定、写真２：タスク計画シートで整理
写真３：児童デイすずらん研修風景、写真４：ぷれしゃすセットアップ

●『フレームワークを活用した自閉症支援』を１０倍活用できるセミナー！

【２０１２年度　自閉症支援に関する講演・ワークショップ等の予定】

【レベル１ 】
・自閉症の特性のアセスメント
・理解についてのアセスメント
・自立課題についてのアセスメントと支援（事例は幼児～学齢期）
・年代別の課題設定(1)
・アセスメントと計画、再構造化の演習
＊特性・支援シート、自立課題アセスメントシート、自立課題シート

2012年ぷれしゃすレベル１セミナーの様子


【レベル２】
・自閉症の特性のアセスメント
・理解についてのアセスメント
・工程がたったり複雑な課題・活動のアセスメントと支援（事例は学齢後期～移行期）
・支援計画全体のイメージを参考にした演習
・年代別の課題設定(2)
＊特性・支援シート、自立課題アセスメントシート、自立課題シート

2011年度ぷれしゃすレベル１セミナーの様子


【レベル３】
・行動支援のアセスメントと支援
・自己認知支援のアセスメントと支援
・自閉症支援フレームワークの応用的な使い方
＊氷山モデルシート、自立課題アセスメントシート、自立課題シート

2011年度ぷれしゃすレベル１セミナーの様子

＊：主なフレームワークシート


【オプション】
・自閉症支援フレームワークを活用した自己認知支援
・自閉症支援フレームワークを活用した余暇支援
・自閉症支援フレームワークを活用した社会的機会の設定
・自閉症支援フレームワークを活用したコミュニケーション指導


●フレームワークを活用した支援を実践している事業所

・ＮＰＯ法人夢"YOU ME"（青森）
・ＮＰＯ法人あーるど（青森）
・滝乃川学園（東京）
・希望の郷（兵庫県）
・ＮＰＯ法人未来図（岡山県・倉敷）
・社会福祉法人つつじ（広島）
・児童デイサービスすずらん（広島）
・東広島市すてっぷ教室（広島）
・世羅町ステップ教室（広島）
・ぷれしゃす（佐賀）
・児童教育心理サポートセンターBrighter Steps（長崎県・対馬）
・宮崎県発達障害者支援センター（宮崎県）
・ＮＰＯ法人陽だまり（鹿児島県・霧島）

その他　研修で取り入れている等のお便りを多数いただいています。

各地の実践がありましたら報告をお待ちしています。（ブログで掲載します）


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考えるには充分な時間でした

ゴールデンウィークいよいよ明日最終日です。皆さんはいかがでしたか？
まだ移動中の皆さん充分、気をつけてお帰りください。

自分と嫁の実家に息子たち二人の顔を見せにいってまいりました。

九州まで充分の時間があったので、なかなかできなかったＧＴＤリストのレビューとパーソナルブランドをじっくり考察しました。

すごく整理できたことは、今まで気にしていたことがさほど重要ではなくて、重要視してなかったことが重要視しなくてはいけないことに気づきました。

苫米地英人氏の『残り９７％の脳の使い方』を参考に、いろいろ自分について整理しています。

これまで達成できたことのいくつかを見直すと、進化しようとした時に良い結果が出ていることや。うまくいかなっ時のことを整理すると、実はその次に必ず大きな重要な役割と新しいチームができていること等も感じました。

その中で大変大きな夢を導きました。紹介はしませんし。誰にも話しませんが、すごい大きな夢です。


あわせて、ＧＴＤリストの数十個を消し、数百個のリストを追加しました。

さて、２０１２年度本腰入れて頑張ります。

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