この数年は本当に色々なことがあって、私の自閉症支援にとっては大きな節目になっているのですが。
一番自分の中で大きかったのは、やはり成人支援現場から幼児支援に移ったことです。
今でもはっきりいえるのは成人支援の魅力は今でも胸の中にあります。また今でも様々な形で成人支援に関わることができていることを感謝しています。
2年ほど前にうちの理事長から「幼児の通園施設をお願いします」って言われた時に、正直驚きでした。
自分は一生成人支援しか仕事がこないだろうし、だれも水野に幼児支援なんてお願いしないだろうと思っていました。そんな雰囲気が前の地域で身につけてしまっていました。
成人支援については、こだわりもあり、そしてイメージもあり、永続的にやるんだろうとしみついていました。
1つ決めていたのは、もしも誰かが「幼児支援(療育)をやりなさい」って言われたら、笑顔で即答しようということでした。
それは、もしもそれを断ったり、悩んだりすることは、TEACCHのジェネラリストモデルに反すると考えていたからです。成人しかできないではなく、幅広い年代の様々な内容の支援に取り組めることが重要だと考えていたからです。
そしてその日がやってきたのです。
「わかりました。やってみたいことがあります」と即答しました。
最近時々考えます。「もしも幼児支援(療育)をやっていなかったら」と。
ずっと成人期だけを続けたら。。。
・成人期支援マニアになっていた(ああ怖い)
・幼児期から成人期までのプロセスを意識が薄くなっていた
・個々の可能性を長い時間をかけて支援するイメージが薄くなっていた
・スタート支援のイメージを持つことができなかった
・就労や成人期の質の高い生活にむけて、幼児期から何をすればいいのか、成人期から何をしたらいいのかのイメージが薄くなっていた
*自立および般化プロセスのモデルをここまで整理できなかった
今後、発達障害、自閉症支援を続けることはたしかですが、自分が与えられた仕事を前向きに周囲に貢献できる何かを探りながら実践したいと思います。
もちろん成人支援は魅力的です。
しかし、違った幼児支援の魅力や楽しさも感じれるようになりました。
数年、もしくは一生、幼児期~学齢~移行期~成人期の全般に関わっていければと思います。
そして、こんな機会を与えていただいた法人にも、広島という地域にも感謝しています。
もしも成人支援だけを続けていたら、ある意味怖いなぁ~。
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