私の基本的な考え方とチーム実践の整理により、個別支援計画プロセスを大きく3つのモニタリングを設定しています。
モニタリングに関する基本的な考えは、
現場では毎日がモニタリングという視点です!
様々な個別支援計画関係の本を読み、また国のサービス管理責任者研修に参加して今の一般的な個別支援計画の教科書では、まるでモニタリングの時期があるかのような感じました。
しかし、現場では毎日が継続的なアセスメント→実践→モニタリング連続なんです。
一般の個別支援計画の教科書は絵に描いた餅で、あれでは現場はイメージできません。
そこで考えたのが3つのモニタリングです。
●年間3~4回の基本モニタリング
これが、教科書に出てくるモニタリングです。
軸になるモニタリングです。
目的:
・基本的な支援の方向性の確認、調整
・短期目標の達成の確認
・達成できなかったものの検討、調整
(目標や達成基準が具体的でない、目標が高い、支援計画があってない)
※自立支援法ではたしか3カ月に1回でしたよね。わがチームの基本ラインは4カ月に1回です(年度最初の年度移行の支援ミーティングを含め年間4回)。下記の2つのモニタリングがありすから3カ月に1回なんて必要ないと考えています。
●月ごとのモニタリング(定例ミーティング)
基本モニタリングで調整した計画を、より現場での具体的な形に整理するためのモニタリング
目的:
・基本モニタリングの内容の方向があっているかを確認
・短期目標を現場の中でどう実現していくかを検討したり、壁になっている課題を整理するためのモニタリングです。
●常に継続的に実施しているモニタリング
基本の方向感を押さえながら、現場で常にリアルな場面でアセスメントし、計画をたて実施し、調整するプロセスです。
これをより具体化するために、フレームワークシートというわれる、アセスメントの内容によって観点を整理された書き込み可能なシートがあります。先日、最低限のシートを整理すると10ぐらいありました。
目的:
・具体的な課題、活動の自立をサポートするプロセスです
・短期目標1つ1つの内容を現場で具現化する
・実際の様々な活動の継続的なアセスメントと調整が中心の目的です。
●まとめ
様々なコンサルテーション先で、個別支援計画を見せてもらいますが、年間のモニタリングはあっても、定例のモニタリング、日常のモニタリングの観点がないから、支援が具体化していないことがわかります。
私のコンサルテーションの中心は、この3つの支援計画を現場で実現できることをサポートするものです。
まず、現場のスタッフは、3番目の日常のモニタリングを実施できるようにすることが重要です。行動援護の国の研修はかなりここを意識しています。しかし、今、世の中に広がっている研修は上記一番上の個別支援計画の研修が中心になっています。これでは現場の専門性が高まるとはいえません。
久々に、ながながとすいません。
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