ぼ~ざん工房
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自閉症支援での個別支援計画を進める上で、
支援者が身に着けておかなければいけないことがあります。

アセスメントをする力、計画を立てる力、新しいことを教える力等など。

昨日と本日とコンサルテーションをしています。
昨日は、ある特別支援学校。今日は、福祉施設で。
どちらでも同じ質問をうけた。

「どのようにしたらアセスメントしたり、教えたりができるのか?」

限られた時間では答えられない質問でした。

いくつかの考え方を話した後。

「我が成人支援センターでは、アセスメント力、プランニング力、教える技術に関して、座学と実技演習をかななりの時間(4月~5月までで十数時間、1年をかけるともっと)をかけて研修しています。さらに常に数人のスーパーバイズができるスタッフでOJT現場でのトレーニングを実施します。ポイントを聴いたからといっても無理なんです。常に計画的に職員研修を進める必要があります。」と伝えた。

多くの支援者が、アセスメントをしたり、計画を立てたり、実施したり、
教えたりする技術をできるだけ楽に聞き出したいと思われる。

はっきりと言います。

甘いです。そんな楽に、手軽にわかる方法なんてありません。

常にその部分を意識して職員トレーニング、自己トレーニングをする必要があるんです。

多くの施設や学校で、職員研修があるとおもいます。
しかし、多くの場合、座学の形態か、事例検討などの形態です。

もっと、実際の場面を想定した、ロールプレイやOJTでの研修を計画的に実施していくシステムが必要あるし、そこに時間とお金を使う必要あります。

自立支援法の中で、様々な事業に対して報酬単価が決められています。
その報酬単価はなんに対しての単価でしょうか?
直接的な支援に対してでしょうか?

きっとそれは違います。

・個別化したアセスメント
・それに伴う個別支援計画を立てる作業
・実際の支援
・モニタリングと再設定
(様々な各必要費)
そして、なによりもそれらを支える専門性と
それを維持するための職員研修。

それに対しての単価ではないでしょうか?意識されていますか?

研修をすれば良いではなく、
すくなくとも、福祉の支援者と特別支援教育の教育者は、
アセスメント力、プランニング力、教える技術 の専門性を
高める努力をする必要があるのではないでしょうか?

追記::::
昨年度、行動援護で私や仲間が進めてきたことも、ここにあります。
これまでの情熱や愛情さえば良いではなく、
どの地域の行動援護を従事する人は、自閉症に関する理解とそのアセスメント、様々な場面での本人の行動をどのようにアセスメントするのか。その上で支援計画を立てる。これは当たり前のことです。


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