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ヤブミョウガ・2~藪

 宝石のような輝きを見せている「ヤブミョウガ(藪茗荷)」の果実。ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草で、この姿は秋の雑木林の風物詩。毎年、この姿を見るのを楽しみにしているが、これを撮るたびに毎年必ずやぶ蚊の攻撃に遭う。
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ヌスビトハギ・2~果実

 私は通勤鞄を持つのが嫌いで、朝いつも手に持つのは日経新聞だけ。そのため財布、手帳、定期入れ、小銭入れ、ハンカチ、文庫本、ウォークマンなどがスーツのポケットに上手く収納されている。雨の日は折畳傘もズボンのうしろポケットにすっぽり入る。しかしきっとファッションセンス的にはNGなんだろう。
 休日の植物観察でも走らない時には、カメラを手に持ち、交換レンズ、携帯虫除けスプレー、ハンカチ、財布などがきちんとポケットに収まる。時々、同定のためにちぎった葉っぱや樹の実などが途中でポケットに入り、家に帰った頃にはすっかり忘れていて、葉や実が洗濯機の中で回ることになる。
 ポケットの中身をすべて出しても気づかないのがこのひっつき虫。「ヌスビトハギ(盗人萩)」の果実はサングラスのような面白い形だが、これが衣服に良く付く。最近は洗濯機に放り込む前にチェックする習慣が付いたが、以前はカミサンによく睨まれた。
 昨日、作家の丸谷才一さんが87歳の生涯を閉じられた。芥川賞を始め各種文学賞を受けられ文学作品は数えきれないが、さまざまな評論や軽快なタッチのエッセイもまた秀逸。私は昭和49年発刊の 『日本語のために』 で初めて丸谷さんの作品に触れたが、その後コラム集の 『男のポケット』(昭和51年) を始め、最近まで発刊されていた文庫作品もよく読んでいる。このブログの文章を書く際にもいろいろヒントになることも多い。心よりご冥福をお祈りしたい。
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