サラリーマンの面白真面目な週末植物ウォッチングPart3。写真はクリックで大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part3
カゼクサ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/77/7b/40736241a5dc61ef333e509b2b9cba76_s.jpg)
カゼクサとは全く姿が異なるが、同じイネ科に “風知草(ふうちそう)” という多年草がある。これは山地や渓流沿いに生育する植物で、多数の細長い柔らかい葉が垂れ下がる。この葉が風になびく姿に風情があり、その名を付けられたようだ。この葉は付け根のところで裏返しになっているので “裏葉草(うらはぐさ)” とも呼ばれている。斑入りの園芸種は観賞用にされているものも多い。この風知草をカゼクサと誤認して、そこからカゼクサという名が生まれたという説がある。
また中国には “知風草(ちふうそう)” という名前もあるようで、それがカゼクサのことだという説がある。その字がひっくり返って、今度は風知草がカゼクサと誤認されていたという記述もある。中国で本物の知風草を見ていないのでわからないが、知風草が風草で、風知草が裏葉草だとすると一件落着だが、やはりややこしい。
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