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スズメノヒエ・1~上柚木

 カメラをウェストポーチに入れての週末ランを続けているが、出掛ける時にいくつかの “狙い” を決めて走ることがある。この日の狙いは「スズメノヒエ(雀の稗)」。イネ科スズメノヒエ属の多年草で、これは日本の在来種。最近は外来種のシマスズメノヒエばかりが目立って、スズメノヒエを見ることが少なくなった。走りながら特徴的な花穂を見つけると近寄って確認するが、ほとんどが黒い葯なので、走りを止めずに素通り。しかし上柚木緑地の小さな公園で水の補給をして、また走り始めると、すぐその先で黄色い葯が目に留まった。
 小穂はシマスズメノヒエに比べると更に丸く、赤紫色の縁取りが何ともお洒落。小穂の周りには毛は見えない。雄蕊の葯は黄色だが、ブラシのような雌蕊の柱頭はシマスズメノヒエと同じ黒紫色。
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イヌショウマ・2~雑木林

 薄暗い雑木林の中でそこだけ白く輝いている。「イヌショウマ(犬升麻)」はキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。 “升麻” とはサラシナショウマの根茎のことで、そちらが薬用になるのに対して、こちらは役に立たないために “犬” の名前がつけられている。花の姿はサラシナショウマにそっくりだが、よく見るとイヌショウマには花柄がなく、花茎から直接花が咲いているのがわかる。
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