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オオハルシャギク

 キク科コスモス属の「オオハルシャギク(大波斯菊・大春車菊)」。メキシコ原産の帰化植物で「アキザクラ(秋桜)」という和名もあるが、「コスモス」と呼ぶのが一般的。日本へ入ってきたのは幕末~明治初期で、その後、全国的に拡がっていった。 “波斯” はペルシャのことだが、この花はペルシャとは無関係で、おそらく “外国から来た” という意味で名付けられたのだろう。また “春車” という字は、ペルシャが訛って、それらしい漢字が当てられたと想像するがいかがだろう。 “車” は花の形から納得できるが、 “春” は季節が違うので惜しい。
 ちなみにコスモスの名は、18世紀末にメキシコからスペインに入ってから付けられたという。コスモスには “宇宙” のほか、 “美しい” “秩序” という意味があり、花びらが整然と並んで美しいことに由来したようだ。
 “秋桜” をコスモスと読むようになったのは、さだまさしさんの曲がきっかけとのこと。山口百恵さんが歌って大ヒットした。

『秋桜』
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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アメリカタカサブロウ

 長池公園トンボ池付近に生育する「アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)」。キク科タカサブロウ属の一年草で、熱帯アメリカ原産の帰化植物。ヒメジョオンなどよりもさらに小さく、花径はわずか6~7ミリ。在来種のタカサブロウの種子には “翼” があるが、アメリカタカサブロウの種子には翼がないことで区別できる。とは言うもののその種子の長さはわずか2~3ミリで、肉眼ではなかなか判断しづらい。
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