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ヒメツルソバ・1~年越し

 大晦日の走り納めは長池公園や上柚木公園などをぐるりと回って8キロで終了。年間走行距離は1,078キロとなり、3年連続で1,000キロを超えている。今年もいろいろな植物との出会いがあったが、見られなかった植物もまだまだ多い。来年の “宿題” をいつものように整理しておこう。月別に並べてみると以下の通り。ちなみに “再” としているのは、既にお目に掛かっているものだが、当地の希少種などで、もう一度、生育状況を確認したいもの。

1月:チャノキの実
2月:メタセコイアの雄花序、ラクウショウの雄花序
3月:フキの雌雄花の確認、セツブンソウの種(採取)、ネコヤナギの雌花
4月:イチョウの雌花、キジムシロ(再)、ゲッケイジュの花、ニオイタチツボスミレの匂い(再)、ヒメウズ(再)、ワダソウ(再)
5月:ポプラの花、カスマグサ、ハボタンの花、ベニウツギとヤブウツギの違い、ミツマタの実
6月:ゴマギの花、ムクロジの花、イチヤクソウ(再)、ハンゲショウ(再)、ウメガサソウ(再)
7月:ミチヤナギ、ダンコウバイの実、ハリギリの花
8月:イボクサ(再)、ヤマジノホトトギス、コナギ(再)、アカバナ(再)、ナツエビネ(再)
9月:オケラの雌雄花の確認、イボタロウムシ、チチダケ、ヤマハッカの葉の味、ザイフリボクの果実、サクラタデ(再)、オトコヨウゾメの実
10月:シロヨメナとノコンギクとの違いの再確認、ガガイモの実(再)、マルバフジバカマ(再)、フッキソウの実、ヤマコウバシの実
11月:オモトの実
12月:ウスタビガの繭(再)
 このほか “南大沢77景” 選定の続きや、 “名も無い坂道” 名付けの続きも忘れてはならない。ついでに年間1,000キロ走破の継続と、多摩川・鶴見川・境川走破に続くチャレンジ企画も挙げておきたい。
 写真はタデ科イヌタデ属の「ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)」。これからも細く長く達者に暮らせるように、今夜も年越し蕎麦をツルツルと食べよう。

今年も拙ブログにたびたびお越し下さいまして有り難うございました。
来年も引き続き宜しくお願い致します。
皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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コセンダングサ・1~花後

 キク科センダングサ属の「コセンダングサ(小栴檀草)」。葉の形がセンダン(栴檀)に似ていることから名付けられている。花後は細い痩果が球状に付くが、写真は大きく拡がる前の姿。このあと、厄介な “ひっつき虫” になる。
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ニオイニンドウ・1~道端

 南大沢2丁目の街路樹に絡んでいた蔓性の花と赤熟した実。葉を突き抜けているのでツキヌキニンドウ(突抜忍冬)かと思ったが、花の形が少し違う。ツキヌキニンドウはラッパ型だが、この形はスイカズラと同じ。どうやらこれは「ニオイニンドウ(匂忍冬)」で、ヨーロッパや北西アフリカ原産の外来種。スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本で、ツキヌキニンドウとスイカズラを足して2で割ったような形。花に強い芳香があり、別名は「ハニーサックル(Honeysuckle)」。
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オニグルミ・1~葉痕

 先日のニセアカシアの “二面獣” には驚かされたが、葉痕観察で忘れてならないのは、この「オニグルミ(鬼胡桃)」。常に葉痕ランキングの上位に入る常連で、毎年、サルやヒツジのような面白い顔を見せてくれる。来年の干支は “辰” で、ヒツジやサルはもうしばらく先。植物で “龍” を思い起こさせるのは、ギンリョウソウ(銀龍草)だが、葉痕や冬芽で、龍の姿を見つけてみるのも面白い。オニグルミはクルミ科クルミ属の落葉高木。
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サルスベリ・2~蒴果

 大田川沿いの遊歩道に植えられている「サルスベリ(猿滑・百日紅)」。真夏に鮮やかな花を長く楽しませてくれたが、果実の姿はとてもユニーク。この蒴果の中には、長さ5~6ミリの翼のある種子がたくさんあり、これを植木鉢にでもパラパラと蒔いておくと意外に発芽率が高い。サルスベリはミソハギ科サルスベリ属の落葉高木。
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