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ボタンクサギ・2~開花

 蕾の時には何の花だかわかりにくいが、咲いてみるとクサギの仲間だということが理解できる。「ボタンクサギ(牡丹臭木)」はシソ科(←クマツヅラ科)クサギ属の落葉低木で、原産地は中国南部やインド北部。「ヒマラヤクサギ(ひまらや臭木)」や「ベニバナクサギ(紅花臭木)」の別名がある。アジサイと同じくらいの半球状の集散花序で、花には芳香があるが、クサギと同じように葉を揉むとやはり臭い。クサギの果実は赤い萼片に青い実が美しいが、このボタンクサギの果実はどんな形になるのだろう。
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ネムノキ・3~開花

 Part3では葉痕や豆果は載せていたが、まだ花の姿を載せていなかったので、綺麗な姿をパチリ。「ネムノキ(合歓の木)」はマメ科ネムノキ属の落葉高木で、夜になると葉を閉じることから “眠る木” と呼ばれ、それが転訛してネムノキになっている。ネムノキの樹皮にはサポニンやタンニンが含まれ、漢方では “合歓皮(ごうかんひ)” という生薬で、不安感、不眠、腫れ物、打撲傷などに利用している。
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ヒエンソウ

 大栗川遊歩道を飾っている「ヒエンソウ(飛燕草)」。この道はジョギングコースのひとつで時々通っているが、ここにはご近所の方がいろいろな花を育てていらっしゃるので、楽しく走ることができる。この紫色の花は以前から気付いていたが、園芸種のひとつだろうと思っていつもそのまま通り過ぎていた。しかし、今日、横からの姿が目にとまり、近づいて観察してみると、色は違うがセリバヒエンソウに形はそっくり。帰ってから調べてみると、やはり思った通りの園芸種だった。ヒエンソウはキンポウゲ科ヒエンソウ属の越年草もしくは二年草で、ヨーロッパ原産。「チドリソウ(千鳥草)」の別名がある。
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ガクアジサイ

 梅雨の晴れ間が嬉しそうな「ガクアジサイ(額紫陽花)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木で、アジサイの母種とされている。さてガクアジサイは、いつも上から撮ったり真横から撮ったりしているが、この日はジョギング中に歩道脇の少し高い斜面の株を見つけて、 『この構図も面白いな。』 と思って足を止めた。手前の藪を掻き分け株の下から青空を見上げて撮ったあと、また藪を掻き分け歩道に飛び出たわけだが、その途端、散歩中の犬に吠えられてしまった。犬にしてみれば、藪から棒が、いや藪から人が出てくるとは思わなかっただろう。犬も歩けば人に当たる。
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トモエソウ・2~巴形

 大相撲名古屋場所を前に、今日、熱田神宮で白鵬、日馬富士の両横綱による恒例の奉納土俵入りが行われた。先場所優勝の白鵬と名古屋では相性の良い日馬富士がどのような闘いぶりを見せるかとても楽しみ。それに何といっても注目は稀勢の里。日本人横綱という大きな夢に向かって、頑張ってもらいたい。できれば横綱、大関には、前半で星を取りこぼすことなく、千秋楽で優勝決定戦を迎えるような戦いを見せて欲しいもの。3人による “巴戦” にでもなれば、大相撲ファンとしてはたまらない。
 写真はオトギリソウ科オトギリソウ属の「トモエソウ(巴草)」。花を上から見た姿を、水が渦を巻く様子の “巴” に見立てている。家紋の “巴紋” は、風林火山の山本勘助(左三つ巴)、五大老の小早川隆景(左三つ巴)、巌流島の宮本武蔵(九曜巴)、忠臣蔵の大石内蔵助(右二つ巴)、新撰組の土方歳三(左三つ巴)などが使用したことは、以前も触れた。
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