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奮闘記・49~高幡不動尊

 我が家から大きな丘陵をひとつ越えた日野市に、通称 “高幡不動尊” がある。正式には、真言宗智山派別格本山で、本尊は不動明王、寺号は高幡山明王院金剛寺と称する。創建は平安時代初期とされ、成田山新勝寺などとともに、関東三代不動のひとつ。正月3ケ日には、関東一円から20万人の参拝者が訪れる人気のお寺でもある。日野出身といえば、新撰組の土方歳三だが、ここが菩提寺になっている。
 余談だが不動明王を祀る寺院は全国各地にあり、東京には “五色不動” がある。山手線の目黒駅と目白駅の近くには、それぞれ、目黒不動、目白不動があり、さらに目赤不動(文京区本駒込)、目青不動(世田谷区太子堂)、目黄不動(台東区三ノ輪、江戸川区平井)と続いて5色が揃う。この5色は陰陽五行説に由来していると言われている。
 さて入院騒動からちょうど1ヶ月過ぎ、退院して20日目となった。医師からは、“ラン可” のお墨付きがあり、先週末は家の周りをぐるりとジョギング。そして今日は、今までの感覚を取り戻すために少し距離を伸ばしてみた。我が家と高幡不動尊は往復約16キロだが、途中のアップダウンがかなり厳しい。平山城址公園のある丘陵は2キロ続く長い登りで、それを越えて北野街道を進む。高幡不動尊からの帰路は、多摩動物公園前を通り、多摩テック付近までは3キロほど登る。峠を越えれば家までは3.5キロで、あとは下りと平坦路。気分がぐっと楽になる。今日は途中棄権も想定して、念のためのタクシー代を持っていたが、それも必要なく家に戻ってくることができた。写真は高幡不動尊の奥の山だが、ここは6月にはたくさんのアジサイで彩られる。
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奮闘記・48~たまねぎ

 24時間TVマラソンコースチャレンジの最終ラウンドは、国道246号線駒沢大学付近からスタート。すぐに環7通りを南下し柿の木坂陸橋から目黒通り。ところがここで大トラブル。まだ買ったばかりのリュックのベルトが切れて、肩から宙ぶらりん状態になってしまった。あちこちの紐を結んで応急処置をしたものの、残り14キロは片手でリュックを押さえながらの走行になる。
 大鳥神社交差点から山手通りを南下して、JR五反田駅付近でいよいよ山手線の内側。白金高輪、三田、赤羽橋と進み、芝公園からは東京マラソンや箱根駅伝のコースと重なる。日比谷公園を過ぎ、内堀通りの大手門からはいつもの皇居ランコースで、残り2キロのラストスパート。竹橋を過ぎ北の丸公園に入ってようやく最終ゴールの武道館に到着した。
 当然、待ち受ける中継カメラも無く “サライ” の大合唱も無いが、達成感と心地よい疲労感はある。リュックのトラブルで、一瞬、途中リタイアの思いもよぎったが、走り切れて良かった。この日の走行距離は17.8キロで、タイムは1時間49分52秒。1キロあたり6分10秒は、片手走行では上出来。
 24時間TVマラソンコースの全行程88.0キロでは所要時間が9時間32分52秒で、1キロあたりは6分31秒だった。私は全行程を5回に分けたが、芸人の大島美幸さんはこれを1回で走りきったのだから本当に大したもの。 『あれは、マラソンじゃなく、ウォーキング。』 とか 『あれだけ、サポートする人が多ければ・・』 などという厳しいご意見もあるようだが、相当の練習と根性がなければできることではない。
 写真はゴール寸前の北の丸公園。森の向こうに武道館の “たまねぎ” が見える。

『サライ』
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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奮闘記・47~新二子橋

 24時間TVマラソンコースチャレンジの第4ラウンドは、田園都市線青葉台駅付近の国道246号線を東京方面に向かってスタート。川崎市宮前区を通り高津区でJR南武線を渡って、多摩川の新二子橋を渡る。ここで神奈川県と別れいよいよ東京都に入るが、歴代チャリティランナー達は、橋の上の “東京都” の標識を見ると新たな力が湧き出るという。確かに “多摩川を渡る” ということは、ゴールまでまだ20キロ以上はあるものの、ひとつの安堵感が生まれる。その後、二子玉川、瀬田、用賀を通過して、今日は田園都市線駒沢大学駅前までの18.2キロで終了。タイムは1時間55分9秒で、1キロあたりは6分19秒。これで武道館までは残り18キロほどになり、あと1回で終了できるだろう。それにしても今日のルートは坂道ばかりで平坦な部分がほとんど無かった。田園都市線宮崎台駅付近の “長坂” は、地名の通り長い上り坂だった。写真は多摩川に架かる新二子橋。
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奮闘記・46~246号線

 24時間TVマラソンコースチャレンジの第3ラウンドは、座間市広野台から再開。24時間TVスポンサーの自動車メーカー座間工場横を通り、大和市に入る。しばらくは市街地を右左折しながら小田急江ノ島線鶴間駅を過ぎると、いよいよ国道246号線(厚木街道)。これは通称 “ニーヨンロク” で首都圏にお住まいの方なら、一度は聞かれたことがあるだろう。警視庁のある三宅坂を起点として、表参道、渋谷を通り、川崎、横浜、厚木、御殿場、裾野を抜けて沼津に至る主要幹線で、律令の頃は、足柄峠を越える “足柄道” であり、江戸時代は、神奈川県の大山に詣でるための “大山道” でもあった。その道を東京に向かってひた走る。横浜市瀬谷区、東京都町田市、横浜市緑区を抜け、今日は横浜市青葉区青葉台までの13.6キロ。タイムは1時間25分17秒で、1キロあたりは6分16秒。写真は国道246号線の南つくし野付近。
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奮闘記・45~座間

 24時間TVマラソンコースチャレンジの第2ラウンドは、相鉄線かしわ台駅付近から再開。最終ゴールの武道館は東の方向なのに、しばらくは反対に向かい途中から北に向かって、更には同じ道を折り返して南に向かうコース設定。武道館に近づく感じがなく何とももどかしい。これは距離を調整しながら、休憩所の設置や中継車の移動、更にはスポンサー会社の位置などを考慮してのコース設定であり、常に最終ゴールのほうを向いて走るわけではない。
 今日の天気は爽やかな秋晴れだったが、北風がかなり強かった。また今日のコースにある地名は、寺尾台、柏ヶ谷、伊勢山、相武台、麻溝台など。つまり丘陵地の丘や谷を縫っていくコースで、平面地図ではわからない坂道を、実際に走ってみてその地名に納得した。今日は、海老名市、座間市、相模原市などをぐるりと回って最後は座間市広野台までの20.8キロ。タイムは2時間16分4秒で、1キロあたりは6分32秒。今回もゴール付近にスーパー銭湯があるのを確認していたので、ランニング後はゆっくり浸かって筋肉をほぐしてきた。写真は県道51号線相模原隧道付近で、この両側は米軍座間キャンプ。
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