セキヤノアキチョウジ・３～復活

　今日は箱根駅伝予選会の日。毎年10月中旬に立川市の昭和記念公園で開催される。コースは自衛隊立川駐屯地の滑走路をスタートし、立川市街地を通って最後は公園内を走る20キロ。私は今年3月に立川ハーフマラソンで同じコースを走ったので、このレースに関しては今まで以上に思い入れが強い。幸いここ数年は母校はシード権を持っているので予選会には出ないため、今日はテレビ観戦だったが、学生達が正月の本戦出場を目指して必死に走る姿は見ていて気持ちが良い。今日のレースで9校が　“箱根の切符”　を手にしたが、東海大学は初出場から40年連続で箱根を走ってきたのがついに途切れてしまった。また精進して復活することを期待しよう。
　写真はこの秋2回目の登場となった「セキヤノアキチョウジ（関屋の秋丁字）」。これは蓮生寺公園の藪のもので、去年は花数がわずかで心配していたが、今年見事に復活してくれた。セキヤノアキチョウジはシソ科ヤマハッカ属の多年草で、　“関屋”　は箱根の関所の意味。

アズマレイジンソウ・２～花

　長池公園で保護されている「アズマレイジンソウ（東伶人草）」。キンポウゲ科トリカブト属の多年草で、近畿以北の生育する。これは多摩ニュータウン開発で住み処を追われたものを、この公園で絶滅危惧種保全活動のもとで管理されている。　“伶人”　とは見目麗しい　“麗人”　ではなく、雅楽を演奏する人のこと。この花の形を伶人がかぶる冠に見立てている。背丈は60センチほどで花の長さは3～4センチ。トリカブトと同じ仲間でもあり、全草に毒がある。