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コダチダリア・1~花

 青空に映える「コダチダリア(木立ちだりあ)」。キク科ダリア属の多年草で、高さが3~4メートルとなる大きさから「コウテイダリア(皇帝だりあ)」と呼ばれている。茎は竹状で花径は20センチほど。原産地はメキシコなど中央アメリカで、日本には大正時代に入ってきたようだ。この花を撮る時はいつもこんなアングルになってしまって代わり映えがしない。
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ソメイヨシノ・1~桜坂

 先日思いついた、我が街の名も無い坂道に勝手に名前を付けていこうという極めて個人的独断的プロジェクト。東京都心には、転坂(ころびざか)、胸突坂(むなつきざか)、見晴坂(みはらしざか)、柿の木坂など、どの場所でも当てはまりそうな名前の坂があるが、命名に当たっては、ある程度の客観性、固有性は必要だろう。私がたまたま歩いていてお腹が痛くなった坂だからと言って “はらいた坂” とは名付けられない。また単に植物の名前を付けるだけでは面白くないが、受け入れられ易いのは、やはり植物や地形など自然に繋がるものだろう。しかし例えば、南大沢の “カツラ坂” と言われて、誰でもわかる場所なら文句は言われないが(公に発表するわけでないので文句など言われるはずもないが)、南大沢には、カツラの坂道はいくつもあるので、選択が難しい。
 さて写真は南大沢駅付近の内裏橋から小山内裏公園に続く緩やかな坂。「ソメイヨシノ(染井吉野)」が道の両側に植えられており、春は桜のトンネルになる。駅の近くで、多くの人が通る道であり、ここは “桜坂” で賛同を得られるだろう。もう少し紅葉が残っているうちに撮れば良かったが、葉がほとんど散ってしまっていた。ちなみに福山雅治さんのヒット曲 『桜坂』 は、大田区田園調布本町にある旧中原街道の坂道。 
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ウメモドキ

 蓮生寺公園の遊歩道脇にある「ウメモドキ(梅擬)」。モチノキ科モチノキ属の落葉低木で、初夏にモチノキ科らしい目立たない花を咲かせる。葉や花がウメに似ているために名付けられたが、花は直径4ミリほどで、ウメとはずいぶん大きさが違う。この赤い果肉には発芽抑制物質が含まれていて、このまま地面に落ちても発芽しない。野鳥に食べられ消化されずに残った種子が、離れた場所に落ちて子孫を増やす仕組みになっている。
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奮闘記・7~かぜのみち

 多摩川下り第3ラウンドはJR拝島駅からスタート。しばらく新奥多摩街道を進んでから、 “たまリバー50キロサイクリングロード” に入り、この道が府中市からは “府中多摩川かぜのみち” になる。ここは過去2回、府中多摩川ハーフマラソンで走ったコース。写真は府中郷土の森付近で、一年振りの景色。空を見上げれば調布飛行場に降りる小型機が見える。16キロ付近の南武線ガード北方向にはサントリー武蔵野ビール工場が見え、その先には東京競馬場。間を通るのが中央自動車道とくれば、やはりユーミンのあの歌。ちなみに歌詞の中にある “調布基地” は、この曲の発表の3年前に米国より全面返還されており、すでに “調布飛行場” になっていた。 
 今日は京王相模原線多摩川駅付近までの22キロで終了。ちょうど道の脇に 『海まで27キロ』 の表示があった。今日のタイムは2時間17分で、1キロ当たりは6分15秒。
 
『中央フリーウェイ』
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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イロハカエデ・1~紅葉

 綺麗に色付いた「イロハカエデ(伊呂波楓)」。カエデ科カエデ属の落葉高木で、「イロハモミジ(伊呂波紅葉)」とも呼ばれる。 “カエデ” とは、カエルの手に喩えたもので、 “イロハ” は、葉の裂片を 『イロハニホヘト』 と数えたことから名付けられている。
 さて、Part1やPart2で紅葉の仕組みを説明しているが、書いた本人が忘れているのでもう一度復習しておこう。葉が緑色に見えるのは、色素のクロロフィルによるものだが、葉にはそのほかにカロチノイドという黄色い色素が含まれている。秋になると葉緑体の分解でクロロフィルも分解され緑色の色素が無くなり、残ったカロチノイドの色素によって葉が黄色く変化する。さらに、秋に葉が落ちるのは葉柄の基部にできる “離層” という特殊な細胞によるが、この離層によって葉から茎への物質の移動が妨げられる。この離層ができると葉に溜められた糖分がアントシアンという紅色の色素に変化して、葉が赤く変化していくわけだ。
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