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ミゾソバ・1~笑顔

 来年2月の青梅マラソンが今日からエントリー受付開始。43回大会から3年連続出場しており、今回もいつも通り10キロの部にエントリー。市民マラソンの草分け的存在のメジャー大会なので、メインレースである30キロの部への挑戦に気持ちは揺れるが、距離を求めるのは東京マラソンで経験済なので、ここは沿道風景を楽しみながら走ることを優先しよう。もちろん撮影ポイントでプロカメラマンに向かって余裕の表情を見せることが最重要課題だ。
 さて写真はタデ科タデ属の「ミゾソバ(溝蕎麦)」。花被片の長さが4~5ミリの小さい花がまとまって咲いており、淡いピンク色がとても可愛らしい。葉の形は特徴的で、牛の顔に見えることから、別名は「ウシノヒタイ(牛の額)」。ちょうど目の辺りに黒い斑があり、素人カメラマンにとても素敵な笑顔を見せてくれている。
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キバナアキギリ・1~属名

 先日 “1,000属検定” について触れたが、その1,000のリストを見ていると、中には馴染みのある名前や、字づらから何となく想像できるものがある。いくつかあげてみると、Abelia(ツクバネウツギ属)、Camellia(ツバキ属)、Magnolia(モクレン属)、Platanus(スズカケノキ属)、Pyracantha(トキワサンザシ属)、Rosa(バラ属)、Akebia(アケビ属)、Ajuga(キランソウ属)、Campanula(ホタルブクロ属)、Ilis(アヤメ属)、Primula(サクラソウ属)、Clematis(センニンソウ属)、Viola(スミレ属)、Zinnia(ヒャクニチソウ属)、Crocus(サフラン属)、Cymbidium(シュンラン属)など。しかしこれらはみなC級ライセンス(300属)にあるリストで、B級(300属)、A級(400属)レベルは、見慣れない横文字(植物の属名はラテン語で示されている)ばかり。もちろんC級リストも大部分は初めて見る名前ばかりで、この検定を受けるには生半可な気持ちでは無理のようだ。端から私は検定は遠慮しているので、ラテン語で悩むことは無い。
 さて写真はシソ科アキギリ属の「キバナアキギリ(黄花秋桐)」。アキギリの名前は、秋に桐のような花を咲かせることから名付けられている。確かに紫色のアキギリは桐の花との共通点があるが、キバナアキギリの花色からは桐の花をイメージできない。このアキギリ属は、 “Salvia” であり、これも馴染みのある名前だ。
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イヌコウジュ・1~花

 去年、ヒメジソとの違いを、葉の鋸歯の深さで判断して納得したつもりだったが、単独で見るとやはり判断に迷う。写真は「イヌコウジュ(犬香薷)」で良いだろう。ヒメジソに比べると、鋸歯が浅く全体に毛深い。花冠の長さは4ミリほど。背丈は30センチ程度だが、成長すると60センチにもなる。イヌコウジュはシソ科イヌコウジュ属の一年草。今度はヒメジソを探してみよう。
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シロヨメナ・1~花

 去年は、花の終わりかけの写真になってしまったが、今年は早めに見つけて載せることができた。「シロヨメナ(白嫁菜)」はキク科シオン属の多年草で、林縁や林中に生育する。 “ヨメナ” の名を持つがヨメナ属ではないのでややこしい。冠毛は、カントウヨメナとは異なり、肉眼でもきちんと確認できる。背丈は40~50センチほどで、高いものは1メートルを越えるようだ。葉はノコンギクに比べるとややくすんだ緑色で、基部は茎を抱かない。
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イヌゴマ・1~属名

 ご当地検定なるものが静かなブームのようだ。当地では “多摩・武蔵野検定” があり、富士山好きの身としては、 “富士山検定” と合わせて、いつかはチャレンジしてみたいと思っている。知人から聞いたところによると、千葉大学園芸学部で “1,000属検定” なるものがあるらしい。これは花卉業を目指す学生は必修との触れ込みで、植物の属名についての知識を問う検定。対象属数によりA~C級のライセンスがある。検定問題は以下のようなものなので、ご興味のある方は少しだけ頭の体操をどうぞ。頑張って丸暗記すれば、C級ライセンス(300属)あたりは挑戦できそうだが、検定は千葉大学まで行かなければならないので私は遠慮しておこう。
 さて写真は、シソ科イヌゴマ属の「イヌゴマ(犬胡麻)」。果実がゴマのようになることが名の由来だが、花弁が落ちた後の萼片の中に小さな粒が4つ見える。きっとこれが黒っぽくなるのだろう。このイヌゴマ属は下記検定問題にあるシソ科の属の一つだが、回答は “Stachys” と書かなければならないようだ。

1.次の植物の科名を答えよ。
Anemone、Viola、Magnolia、Sasa・・・(この形式が80問)
2.次の植物の属名を答えよ。
ブドウ、ホタルブクロ、ウツギ・・・(この形式が20問)
3.次の属の和名(或いは属する植物の和名)を答えよ。
Hydrangea、Gardenia、Sedum・・・(この形式が20問)
4.次の科に含まれる属を答えよ。
ナス科、シソ科、ラン科・・・(この形式が20問)
5.実物テスト(省略)

 <回答>
1.キンポウゲ科、スミレ科、モクレン科、イネ科
2.Vitis、Campanula、Deutzia
3.アジサイ属、クチナシ属、マンネングサ属
4.Petunia(ナス科ツクバネアサガオ属)、Salvia(シソ科アキギリ属)、Cymbidium(ラン科シュンラン属)など
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