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コシオガマ・1~半寄生

 よこやまの道の西端付近に群生している「コシオガマ(小塩竈)」。ゴマノハグサ科コシオガマ属の一年草で、久し振りにこの花に出合った気がする。コシオガマは、それ自身で葉緑素を持ち光合成を行うことができる独立栄養植物でもあるが、イネ科の植物にも寄生する場合もあるので “半寄生植物” とされている。ナンバンギセルの寄生調査で味をしめたので、実はこの根も確かめてみたが、これは他の植物に寄生していなかった。しかし生育環境にイネ科植物が豊富にある場合は、きっと寄生植物に変身するのだろう。ナンバンギセルなどの “絶対寄生植物” の場合は、ススキのような “宿主” が周りにいないと生存できないが、コシオガマのように “条件的寄生植物”  は、条件が揃わなければ、それはそれで生きていけるようになっている。働きたい時に働いて、ちょいと休みたくなったら誰かに働いてもらう。
 雨ニモ負ケズ風ニモ負ケナイが、こういうふうに私も生きたい。 
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ヒメキンミズヒキ

 今まではキンミズヒキと判断していたが、「ヒメキンミズヒキ(姫金水引)」という種もあるようなので、これはそちらに分類しよう。ヒメキンミズヒキはバラ科キンミズヒキ属の多年草で、キンミズヒキに比べて全体に小振りで花数も少ない。またキンミズヒキの雄蕊は10本以上あるが、ヒメキンミズヒキの雄蕊は5本程度。
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