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散歩道・43~びりくぼのシイ

 先日、一本杉公園のスダジイを紹介したが、そこから500メートル離れた平久保(びりくぼ)公園にもスダジイの巨木があり、こちらは昭和36年に東京都の天然記念物に指定されている。住宅地の中に小さな丘があり、この巨木や落葉樹が森を作っている。ここのスダジイは2本が一体として管理されているが、天然記念物のほうの樹の幹囲は5.9メートルで樹高は25メートル。この小さな丘は、住宅地の中でニュータウン開発前の多摩丘陵の面影を残している。これも一本杉公園のスダジイと同じく “南大沢77景” に数えておこう。
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トネアザミ

 長池公園で見られる「トネアザミ(利根薊)」。キク科アザミ属の多年草で、関東地方の丘陵から低山にかけて普通に見られる日本固有のアザミ。頭花は横を向き、花の周りをとりまく総苞片の棘針が開出するか、強く反り返るのが特徴のようだ。ナンブアザミ(南部薊)に比べて、葉の切れ込みが深いので、ナンブアザミの変種とされている。別名は「タイアザミ(大薊)」。
 とは書いてもみたが、ナンブアザミは見たことがない。アザミの同定は、少し腰を据えて取り組まなければならないようだ。同じ長池公園にタカアザミ(高薊)もあるが、気づいた時にはもう綿毛状態で、これも来年の宿題。

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