アジサイ科 アジサイ属 タマアジサイ
東北地方南部から中部地方に分布する落葉低木、やや湿った林内や沢で見られます。
高さは1メートルから3メートル、あまり枝分かれせず細い幹が立ち上ります。
葉は対生する卵形、先はとがり周りには鋸歯があります。
秋に苞に包まれた「玉」のような蕾ができます、蕾が玉のようなアジサイなので「タマアジサイ」とよばれます。
蕾を包んでいた苞が落ちると、花枝が枝分かれして広がります。
それぞれの枝先で、花柄が分かれて30個ほどの両性花が集まってさきます。
両性花はうすい紫色の花弁が4枚、雄しべは8本。
両性花のまわりには、白い萼片4枚の装飾花が囲みます。
アジサイの仲間は初夏にさきますが、タマアジサイは夏が過ぎて秋の風が吹き始めたころの花がさきます。
このタマアジサイの蕾みが開いて、下のように花になります。