妻とスーパーで買い物をしていたときのこと。
卵売り場の前で、30代ぐらいの男性が奥さん(らしき人)に、
「卵、大丈夫?」
と聞くと、奥さんが、
「えーっと、だいじょう…ばない」
と言って、卵を1ケース、かごに入れました。
だいじょうばない!
思わず、吹き出しそうになりました。
遊ぶ、遊ばないのように、「だいじょうぶ」を動詞のように活用させたのだと思われます。
誤用を承知で、ユーモアをこめて言ったのだろうと、そのときは思いました。
家に帰って、念のため、三省堂国語辞典第8版を引くと、なんと、載っていたのです。
だいじょばない⦅形⦆〔「だいじょぶ」を動詞化し、否定した形から〕〔児/俗〕だいじょうぶでない。だいじょうばない。
先の奥さんは、別に誤用とは思わずに言った可能性もあります。
〔児/俗〕という表示から、もとは幼児の誤用だったものが、俗語として大人も使うようになったと推察されます。
第7版(2014年発行)にないので、この言い方が広まったのは最近なのでしょう。
少し前、Dに「Do you use it?」と聞かれて、三女が「ユーざない」と答えていました(笑
韓国の往来で体当たりされて転んだ時に「だいじょうばない」と言い返したらすっきりするかも?
毎日のように知らない日本語がWebの記事を見ていて出てきます。私が浅学なのか、単語が多いのか?